あらすじニイガタから転校生がやって来た。名前は相良シーナ。「上毛かるた」のマイナー札を知るなど、グンマ愛に溢れるシーナはたちまちクラスの人気者に。グンマを素晴らしくしたいという気持ちが高まり、生徒会長に立候補することを決めたシーナだが、ニイガタのスパイではないかと篠岡は疑いの目を向け、対立候補として神月を擁立する。決着は「上毛かるた」でつけることになったのだが……?
チバ県からグンマ県に引っ越してきた高校生が、恐るべきグンマの真実を知っていく物語です。 転校初日からグンマ文化の洗礼の数々が待ち受けています。 開かなくなる電車の扉、ヤンキー率の増加、からっ風のせいで自転車が進まないなどなど。 小学校のころにグンマに転校していった友達はグンマ漬けになって体質も変化し、今では水沢うどんを操って空中を飛ぶことが出来る能力者になっていたり、JKJという怪しい集団が登場したり、トチギとは交戦中という設定だったり、スケールのデカい嘘がたまらなく面白い。 かと思えば、上毛カルタ(聖典)のようなローカル知識をしっかりと取り上げていたり、グンマのPRにも一役買っています。 とにかく、グンマすごい!と思いました。