『格闘の街』ツマヌダで、「王子杯トーナメント」決勝進出を果たした八重樫ミツルだが、対戦相手である鷹羽の怪我で試合は延期となっていた。そんな折、故郷の鹿児島から幼馴染みのお嬢様・エリザがツマヌダへやって来てミツルに猛アタックを開始!それを面白く思わないラミィが、なぜか「ガーター獲り」競技で対決することに!?熱戦の末に奇妙な信頼関係を築くふたりをよそに、ドラエはエリザの執事である新風イリヤを通じて生まれた「示現流」剣術との縁を活かし、ミツルの修行をさらなる段階へと進めることを考えていた。鷹羽の琉球空手に対抗するための新技「陽炎」を修得するために舞台を鹿児島へと移し、そこでミツルはふたつの「ジゲン流」剣術と出会う……!実践派格闘武術アクション第12弾刊行!!
王子杯のトーナメントの決勝戦進出を決めた八重樫ミツルだったが、その決勝戦は対戦相手のライバル・鷹羽和義の負傷によって順延となっていた。ミツルの師匠・ドラエはこの時間的猶予を好機に、さらなるレベルアップを図るため、ミツルの故郷・鹿児島での剣術修行を敢行。そこで励んだ東郷示現流剣術の修行の疲れを癒す間もなく、偶然に出会うライバルと高校時代の旧友、そして薬丸自顕流剣術。はからずもふたつのジゲン流に触れたミツルは改めて「気迫」の大切さを実感する。そうして修行を終えてツマヌダへと帰る直前に、ドラエは鹿児島市内に立ち寄りたい場所があると言いだす。そこで起きる異変、やがて明らかにされる事実。いよいよミツルとドラエ、そして明道流武術の核心に迫る、実践派格闘武術アクション第13弾!!
「格闘の街」ツマヌダで開催される賞金大会・王子杯トーナメントの決勝戦が、いよいよ始まろうとしていた。対戦相手である鷹羽選手のケガによって開催が延期されたためにできた時間の猶予を利用して八重樫ミツルは師匠・ドラエと共に、故郷である鹿児島へ帰ってふたつの「ジゲン流」剣術を学び、鷹羽の空手に対抗するための技と気迫を身につけた。さらに、久し振りに再会した祖母からは、自分の出自にまつわる驚くべき事実を知らされる。なんとドラエの師であり祖父である橘明道はミツルにとっても曾祖父であるというのだ! そこで聞かされる数々の逸話によって橘明道という男の強さと偉大さを知り、ミツルは武術・明道流を受け継ぐことの決意を新たにするのだった。互いの誇りと覚悟を抱いて挑む決勝戦、王子杯最大・最後の戦いが幕を開ける! 実践派武術格闘アクション第14弾!!
格闘の街ツマヌダで開催した新人による賞金大会「王子杯トーナメント」の決勝戦がついに始まった。八重樫ミツルは故郷の鹿児島でふたつのジゲン流剣術を学んで、その「気迫」を身につけ、さらに自分の曾祖父が、師であるドラエの祖父=橘明道だという事実を知り、明道流を受け継ぐ新たな覚悟と誇りを胸にして試合に臨んでいた。だが対戦相手の衛府流空手・鷹羽和義は、身につけた空手の型は最も基本である「サンチン」と「ナイファンチ」のみという段階で決勝まで勝ち進んできた、師・朝倉藤十朗がその大きすぎる才能を危ぶむほどの天才。すでに2度のダウンを喫し圧倒的不利な状況にあるミツルが放つ逆転の一手とは? 戦いはついに決着の時を迎える! 実践派武術格闘アクション第15弾!!