あらすじ人間が造った武器はまったく攻撃が効かない次元兵器「女子攻兵」。それに乗るパイロットは原因不明の脳汚染が進むという。タキガワ中尉率いる第13独立女子攻兵猟隊は、制御不能になった女子攻兵を始末する殺し屋部隊。あるとき、タキガワ中尉は、極秘の命令を受ける。それは、戦場の前線のさらに奥にいるという謎の存在「ツキコ」を捕縛せよという内容のものだった。また、世界の秘密の鍵を握る「預元者」とは!?話題沸騰、超次元バトルアクション、怒濤の展開!!
「女子攻兵」に乗り込むパイロットは段々と自我が女子高生のそれに侵食されてくる(俗っぽく言うとSAN値が削られる…みたいな)設定があるので、幻覚やフラッシュバックなど、元々サイケデリックな表現が特徴の作品ではあるのだが、それでも7巻はちょっとすごい。 終盤、作中を貫く狂気の根源に迫る、エヴァンゲリオンで言うところのネルフ最深部みたいなところにいよいよ乗り込む展開がアツいのだが、7巻に入った途端一気にようすが変わる。 セカイ系ということばが浸透して随分経つような気もするが、やっぱり本作みたいに舞台装置そのものを揺らしながら描くような作品ってすごいと思ってしまった。