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『死』への揺らぎに、眠りつくは賢人。駄駄(だだ)を捏(こ)ね、生き場を求めるは愚者。赤子が零(あや)し、魍魎(もうりょう)が笑うこの“檻(かご)”は最早、舵を失った船のように、ただ彷徨うことしかできない──…。
魍魎(もうりょう)が巣食う“揺りかご”に生き場を求めた愚者達は、自らその手を血で染め始める。まるで、さらなる“絶望”を望むかのように──…。
「武力」「知識」「非情」。弱者が足掻き続けるための愚かで浅はかな「希望」…。だが、沈みゆく“監獄”は悉(ことごと)く「絶望」へと変える…。
希望なき『生存』を求める愚者たちはついに、他者を利用し、陥れ、排除を始める。そんな彼らと、船を徘徊する殺人鬼。本当に恐ろしいのは、果たしてどちらなのか──…。
沈みゆく船内で殺し合いを始める愚者。己の知略を以て『生』に執着する強者。策謀に姦計を重ね“揺りかご”の覇者となるは果たしてどの『人間』なのか…?
海底へ航路を進める“死の揺りかご”豪華客船『オーシャン・クレイドル号』。死の絶望から生還する勝者は果たして、『愚者』か『強者』か『死者』か…。