あらすじ

その身に四神が宿ったことで覚醒を果たしたカブトは、竜卍船を召喚し、黒夜叉道鬼の軍勢に多大な打撃を与えた。しかし道鬼は「あと99日でこの世は地獄と変わる」と言い放ち消え去ってしまう。その発言の真意を知るため、己の師匠である白竜老人に会いに行くカブト。そこで知ったのは、99日の間に道鬼が天より地に降ろした「五人の守護魔人」を再び天に戻さねば、天にある「闇の門」より暗黒の妖霊が人界に出てきてしまうということだった。
鴉天狗カブト 1巻

この世に強大な悪の権化が現れた時、その支配力は悪に満ちた黒い粘液となり人間の心のなかにしみ込んでゆく。そして時代をまるごと暗黒の世界へと引きずり込むのだ。しかし暗黒の鬼も羅刹の力も戦いにかける熱い魂と鋼鉄のような固い意志の前には無力である。ここに己自身に潜む悪と戦い、魂の雄叫びをあげる者がいる。そして今、時代を越えた二人の男の永遠の戦いが始まる。

鴉天狗カブト 2巻

宝刀・雷迅風と打竜牙を手に入れたカブト。しかし黒夜叉道鬼を打ち倒すためには、道鬼の乗る難攻不落の城塞“鬼面城”を攻略せねばならない。宝刀を使いこなすため、修行の旅へと出た紅天狗らと別れたカブトと朱雀は、かつて二万の船団を一夜にして撃滅したという怪船・竜卍船を求めて風魔忍軍の元を訪れる。

鴉天狗カブト 3巻

その身に四神が宿ったことで覚醒を果たしたカブトは、竜卍船を召喚し、黒夜叉道鬼の軍勢に多大な打撃を与えた。しかし道鬼は「あと99日でこの世は地獄と変わる」と言い放ち消え去ってしまう。その発言の真意を知るため、己の師匠である白竜老人に会いに行くカブト。そこで知ったのは、99日の間に道鬼が天より地に降ろした「五人の守護魔人」を再び天に戻さねば、天にある「闇の門」より暗黒の妖霊が人界に出てきてしまうということだった。