あらすじ志隈と雄大は檻に囚われた人々の解放を決める。しかし、彼らは獣をも襲う暴徒と化し、志隈たちを苦しめた電気獣を解き放ってしまう。そして、また一人の仲間が……。一方、睦月と女性記者の前には現れたのは謎のメガネ男。この男との遭遇が、睦月のかすかに保たれていた心の均衡にヒビを入れはじめる。地下の闇に人間の心が歪み出す東京地下鉄サバイバル第5巻!
地下鉄が脱線、停止してしまったものの車両の中にいた人々は外から巨大なクマのような謎の生物たちに襲われ…というよくある話。 というと失礼だけど、このパターンももはや王道と言えるぐらい浸透してきたようで慣れてしまうと結構好きで読んでしまう。 ハカイジュウを思い出させるような展開に加え一緒に逃げる乗り合わせた乗客たちの仲の悪い(他人だから当たり前だけど)感じがダメだこりゃ感を増幅させ、3巻の時点でいじめられっ子だったはずの主人公が最も勇ましく見えてくる。 幼馴染の睦月ちゃんがひどい目にあわないといいなと思うのだが、そもそもこんなストーリーでひどい目にあわないわけがないよね。合掌。