あらすじ辿り着いた縦坑で志隈や社長、雄大は新たな獣の脅威にさらされていた! 社長は奇策で獣を退けるが、大きな傷を負ってしまう。社長を救うためにも出口を目指し縦坑を昇る志隈と雄大。だが、最強最大の獣が襲い来る。最強の獣に続いて現れたのは人間不信に陥った睦月。さらに上方から火の手も放たれた。危機極まる状況から志隈たちは生還することができるのか?
地下鉄が脱線、停止してしまったものの車両の中にいた人々は外から巨大なクマのような謎の生物たちに襲われ…というよくある話。 というと失礼だけど、このパターンももはや王道と言えるぐらい浸透してきたようで慣れてしまうと結構好きで読んでしまう。 ハカイジュウを思い出させるような展開に加え一緒に逃げる乗り合わせた乗客たちの仲の悪い(他人だから当たり前だけど)感じがダメだこりゃ感を増幅させ、3巻の時点でいじめられっ子だったはずの主人公が最も勇ましく見えてくる。 幼馴染の睦月ちゃんがひどい目にあわないといいなと思うのだが、そもそもこんなストーリーでひどい目にあわないわけがないよね。合掌。