あらすじ

「潰瘍性大腸炎」により大腸を全摘してからも、難治性瘻孔のため治療を続けていた不死鳥・島袋全優。『腸よ鼻よ』の連載もスタートし意気軒昂の全優だったが、瘻孔が再発し手術のため入院、連載開始早々に休載という「闘病ギャグエッセイ漫画」にふさわしい(?)伝説を作ったのだった。全優は、これからのことを考え沖縄から三重に引っ越しを敢行するが、引っ越し翌日に腸閉塞を起こし、またしても入院し再手術を行うことに……。手術は無事終わり一旦は平穏を取り戻したかに見えたが、その後も体の不調が全優に襲いかかる。入院&手術が繰り返され『腸よ鼻よ』も休載が頻発、ついに打ち切りの可能性が――。『腸よ鼻よ』、そして島袋全優はどうなってしまうのか!? 闘病ギャグエッセイ、ここに堂々の完結!
腸よ鼻よ 01

漫画家を夢見るティーンエイジャー島袋全優は、原稿とバイトに明け暮れる毎日を送っていたが、いつしかトイレに行くたび便器が血まみれスプラッター状態に。はじめは腸炎と診断されるものの入院治療でも一向に容態は回復せず……改めて検査を受けてみると実は難病特定疾患「潰瘍性大腸炎」だった!? 「取材」と称して入退院を繰り返し、片手にGペン、片手に点滴を携えたエキスパート患者の筆者が、発病した学生時代から商業デビューを果たして漫画家になってからも続く闘病生活の実体験をもとに明るく描く奇跡のギャグコミックエッセイ。GANMA!&ニコニコ漫画で絶大な支持を受ける『腸よ鼻よ』、待望の書籍化!! 読後、貴方はこう思うはず……「セカオピ、めちゃくちゃ大事」。

腸よ鼻よ 02

難病特定疾患「潰瘍性大腸炎」と診断された島袋全優は、漫画家を夢見るビューティフルガール。出張編集部に持ち込んだギャグ4コマが評価され、出版社の担当編集が付き投稿作品も入賞するなど順風満帆かと思いきや、退院から約半年で病院にとんぼ返り……。同窓生が成人式でエンジョイする中、全優のサバイバル(入院)生活が再び始まる!「取材」と称して入退院を繰り返す闘う漫画家・島袋全優が、実体験をもとに描くギャグコミックエッセイ。次にくるマンガ大賞2019 WEBマンガ部門第3位の話題作、単行本第2弾!!

腸よ鼻よ 03【電子特別版】

難病特定疾患「潰瘍性大腸炎」と診断されながら闘病生活にもへこたれず、プロの漫画家としてデビューを果たしたサクセスガールの島袋全優。しかし天狗になってイキリ倒していた全優を再び蝕む病……ついに体は限界を超え、全優はもはや第二のホームとも言うべき病院へ運び込まれる。それでもめげない全優は、入院中も実演販売の職人の如く人目も憚らず原稿作業を続けたり、専門学校の卒業制作で攻略対象全員おっさんの乙女ゲームを作ったり、栄養ドリンク一本分はあろうかという薬をお尻にインしてみたり、東京で筋肉オフ会に参加してみたり、初単行本の刊行が決まったりと、病気と戦いながらも漫画家としての実績を着実に積み上げていくのであった。だが、神はそんな全優に新たな試練を与えようとしていた……。特典:よりぬき! 休載原稿’s

腸よ鼻よ 04

難病特定疾患「潰瘍性大腸炎」を患いながら、天性のポジティブシンキングで夢に邁進し、念願の漫画家デビューを果たしたシンデレラガールの島袋全優。入退院を繰り返しながら「潰瘍性大腸炎」と対峙しつつも過酷な執筆生活を続けていく全優は、その甲斐もあってついに連載作品が単行本化するところまで辿り着くが、それと同時に掲載誌が休刊という事実を告げられる。それでも決して諦めず単行本作業を乗り切り単行本発売日を迎え、全優は漫画家としてひとつの区切りをつけることができた。一方、そんな過酷な生活は確実に全優の体を蝕み続け、彼女はある決心をすることに……。またその裏で、全優を支えてきた人物たちとの関わりにも大きな変化が訪れるのであった――。世界一楽しい闘病エッセイ漫画、第4巻はますます波乱万丈の展開へ!

腸よ鼻よ 05

難病特定疾患「潰瘍性大腸炎」を患いながら、持ち前のポジティブシンキングと行動力で漫画家への道を驀進し、夢を掴んだコミックディーヴァの島袋全優。これまで全優を支えてきた編集者M、ドクターSという二人の男を立て続けに失うも、後任となった編集者Kと有能外科医Zにより新たな道が開き始める。全優は現状を大きく変えるため、ついに大腸の全摘手術を受ける。しかし、大腸さえ取り除けば普通の生活に戻れる……という売れっ子アイドルのような全優の淡い夢は、術後の激痛によりあっけなく潰え現実に引き戻される! 息をするのも辛いのに痛みのせいで眠ることもできない、過酷な状況の全優。そして彼女の知らぬところで、家族は医師から腸が壊死する可能性を宣告される。島袋一家はこの想像を絶する厳しい闘いを乗り切ることができるのか!? そんな過酷な状況なのに毎ページ笑いどころがある稀有な闘病エッセイ漫画、5巻目を迎えてますますヒートアップ!

腸よ鼻よ 06

難病特定疾患「潰瘍性大腸炎」を患いながら、ポジティブ&アグレッシブな生き様で漫画家デビューへの扉を大きく開け放った沖縄の至宝・島袋全優。大腸全摘手術後、腸が壊死する可能性50%という危機に見舞われながらもそれを乗り越え、健康体への第一歩を踏み出した。退院したその足でプロレス観戦に直行、その後も海水浴に花火に焼き肉……とハメを外しまくり、この世の春を謳歌する全優。難病を克服しまさに向かうところ敵なし、漫画家人生も順風満帆、このエッセイ漫画もついに大団円へ……? しかし漫画の神に愛されたのか悪魔に魅入られたのか、全優の運命はまた新たな歯車を回し始める――。難病×爆笑というアンビバレンツなエッセイ漫画、驚天動地の第6巻!

腸よ鼻よ 07

難病特定疾患「潰瘍性大腸炎」を克服し、ついに究極生命体へ進化するかに見えたデンジャラス・ビューティ島袋全優。しかし連載打ち切り&単行本の発行部数減というショッキングな出来事に見舞われる! さらに健康を取り戻したはずの体にも大きな異変が……。激痛と嘔吐で病院に担ぎ込まれた全優はなんと腸閉塞で再手術になってしまう。しかも担当医もぶっ倒れ、同じ病棟に入院するというカオスな状況に……。瘻孔の治療も捗らず激しい痛みも治まらず日々精神力が削られていく全優は、ついに大きな決断をする――。

腸よ鼻よ 08

大腸全摘により「潰瘍性大腸炎」からは解放されたものの難治性瘻孔が発覚、治療のため沖縄から本土の病院に転院した流浪の漫画家・島袋全優。再びのストーマ生活や医療用麻薬によるせん妄状態に苦しみながらも、ようやく退院が決まる。しかし、医療用麻薬の離脱症状で退院が延期!? 体力回復もままならない状態で退院した全優はなんとか沖縄に帰還、自宅で療養に励みながら担当Kと新たな漫画連載に向けて準備を進めていく。新連載の題材は「闘病ギャグエッセイ」――『腸よ鼻よ』はいかにして生まれたか、そのすべてが明らかに!?

腸よ鼻よ 09

「潰瘍性大腸炎」により大腸を全摘してからも、難治性瘻孔のため治療を続ける不屈の漫画家・島袋全優。瘻孔の治療が進み、ストーマを閉鎖する手術を受け術後も良好、トラブルもなく無事に沖縄に戻った全優は、『腸よ鼻よ』連載に向けて準備を進めていくが、そんな中いとこの結婚式で北海道に行くことに。出発前に原稿を完成させ万全の態勢で北海道に旅立つ全優だったが、ホテルでトイレに入ったところ便器に血の痕が……。一体、全優に何が起こったのか!?

腸よ鼻よ 10

「潰瘍性大腸炎」により大腸を全摘してからも、難治性瘻孔のため治療を続けていた不死鳥・島袋全優。『腸よ鼻よ』の連載もスタートし意気軒昂の全優だったが、瘻孔が再発し手術のため入院、連載開始早々に休載という「闘病ギャグエッセイ漫画」にふさわしい(?)伝説を作ったのだった。全優は、これからのことを考え沖縄から三重に引っ越しを敢行するが、引っ越し翌日に腸閉塞を起こし、またしても入院し再手術を行うことに……。手術は無事終わり一旦は平穏を取り戻したかに見えたが、その後も体の不調が全優に襲いかかる。入院&手術が繰り返され『腸よ鼻よ』も休載が頻発、ついに打ち切りの可能性が――。『腸よ鼻よ』、そして島袋全優はどうなってしまうのか!? 闘病ギャグエッセイ、ここに堂々の完結!

腸よ鼻よ

内臓までエンターテイメントにできる天才

腸よ鼻よ 島袋全優
野愛
野愛

世界一面白い闘病漫画ここにあり。 漫画家を目指すうら若き女の子に突然訪れた悲劇、なんだけど読んだら絶対笑う死ぬほど面白い漫画です。 漫画を描いては入院し手術し、退院して漫画を描いては入院し…という楽しくないはずの日常をひたすら楽しく見せてくれます。 クソな医者にあたったことも、駅のトイレ使っただけで感染症になったことも、成人式行けなかったことも全部全部笑いにするんだから全くん(お姉さんの呼び方で呼びたい)すげえな!かっけえな!ってなります。 全くんがストーマの袋たっぷんたっぷんにしながらプロレス観戦して一緒に写真撮ったスーパーマンタロウの中の人より元気に生きてるもんな。マンタロウの中の人は最近病んでてちょっと心配。嫁かわいいのにな。 いちばん笑ったエピソードは美容師にリーゼントにされて海に行った話なので病気あんまり関係ないですね。 腸があろうとなかろうとこの人は世に出ていただろうという面白さ。自分の内臓までエンターテイメントにできる人間なんてなかなかいないよ、天才としか言いようがない。 ガンマと言えば腸よ鼻よとはずネジが二大巨頭よね。異論は認めません!