あらすじ間接的接触欲求に身悶えしたり、レポートのために汗だくになったり……。変ゼミきっての劣等生(=常識人)・松隆奈々子(まつたか・ななこ)、ついに自身の変態性と向き合う!?そして市河(いちかわ)とあんなの関係にも劇的展開が!!?二人の純愛話がすすむなか、奈々子の体位はそれでいーのかッ――!??さらに、あの破壊神も降臨で波乱の予感!!際どい&甘酸っぱいストーリー盛り沢山のキャンパスライフコメディ。
モーツーに久しぶりに番外編が来ていて、読んだので記念に書き込み。松隆が変態として成長したかと思ったが、まだギリギリ常識人枠(?)でよかった。 それはさておいて、変ゼミ。正式名:変態生理ゼミネールは出た当時、流行り物みたいな略称をしていたものだから「どうせタイトルに奇を衒ったゆるい4コマ」くらいに思ってた。が、なんとなく読んでみて、舐めてたなぁと実感した。世界観が変わった。そっかぁ、変態ってそういう次元なんだなとカルチャーショックを受けた。キャラがそれぞれ立っていて、人格があるのもこの作品の素敵で、厄介なところだ。 そんなふうに価値観をグラグラ揺らがされながら辿り着く、一つのIF的終着点である『終わりの季節』は感情がガリガリと削られる。変態のようなものを極めていってしまうということにはエンタメ以上に、危うさもあるのだ。 徹底してエンタメ的でありながら、その枠からはみ出ている。そんな作品だと思う