あらすじ「試験車両はさらに加速を続けた。9時46分…速度計は世界最高記録の時速256キロを指し示した」戦後日本の復活の象徴となった夢の超特急「新幹線」。開発に挑んだのは、第二次大戦で心に深い傷を負った旧日本軍の研究者たちだった。零戦、銀河、そして人間爆弾桜花……。研究者たちの慟哭は、やがて「平和技術」への執念となった。新幹線に、“第二の人生”を、そして“戦後”をかけた男たちの物語。「夢が、叶いました……」