あらすじ三木城の惨状を知った官兵衛は天を仰いで泣いた。そんな官兵衛を慰めようと酒宴を開く温かい家臣たちの心に、官兵衛はまた涙した。そして、禁制に従わない者を平定したいという秀吉の相談に、「混水摸魚」という計略を打ち出すが…!?黒田官兵衛の見事な計略が冴え渡る、一大戦国叙事詩!!
多分、黒田官兵衛の生涯をたどりつ、中国の兵法三十六計を、物語にする予定だったんでしょうが、雑誌の廃刊で中断してそのままに。 兵法がえげつないってのもありますが、主役の黒田官兵衛がすごく嫌なやつである。目的のためには人命なんか無視してるのに、命が大事だと涙したり、二重基準が平気な人。 物語的には、信長が死んで、秀吉が天下を取るってところに、差し掛かったばかり。史実では官兵衛は生き残って、福岡に領地を得ることになります。 もしかしたら、官兵衛の人間的成長が、秀吉ー家康時代のどこかで起きるはずだったのかもしれませんが、全ては途中で終わってしまう。