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まるで手足のようにフェラーリを操縦するモータージャーナリスト兼レーシングドライバー、剣（けん）・フェラーリの活躍を描いたレーシングバトルコミック。フェラーリのテストドライバーであった剣は、自分を息子のように可愛がってくれたエンツォ・フェラーリの亡き後、母の祖国である日本へやってくる。そして、女性カメラマン・愛子（あいこ）のフェラーリを運転させてもらった剣は、モータージャーナリスト・五木（いつき）のカウンタックを４輪ドリフトで抜き去って……!?
テストドライバー時代の同僚・ブルーノが事故死した過去の悪夢に悩まされる剣（けん）・フェラーリ。その後、美少女・リエを家まで送った剣は、彼女の兄である速水トオル（はやみ・とおる）から、鈴鹿のＦ１を見た後に勝負をしようと申し込まれる。そして、Ｆ１マシンの興奮を染みこませて熱くなった剣は、速水のカレラ４との勝負でハードなドリフトを駆使して先行するが……!?
ワインディングＧＰにポテンシャル的に不利なフェラーリ・ディーノで出場すると決めた剣（けん）・フェラーリ。その後、フェラーリに対抗意識を燃やす関根（せきね）との勝負を受けて立った剣は、彼のルーフ・ポルシェの凄まじい性能を見せつけられる。しかし剣のディーノは、道路工事などで道がふさがれて躊躇した関根を、全てを見極めたオーバーテイクで抜き去って勝利する。そして、公道でのカーバトルを連勝していく剣は、ロータスの狼と呼ばれる風吹真也（ふぶき・しんや）と出会い……!?
ワインディングＧＰでめざましい追い上げを見せる剣（けん）・フェラーリ。一方、前方を走るケーニッヒのスピンに危険回避した速水トオル（はやみ・とおる）のカレラ４は、なかなか再スタートができず遅れをとる。そんな速水へ迫っていく剣のディーノは激しいデッドヒートを繰り広げて、２台はともにトップグループへ追いついていく。そんな中、強者の512ＢＢｉからリードを奪った速水のカレラ４は、ブレーキングをミスしてクラッシュを……!?
ブレーキトラブルを抱えた剣（けん）・フェラーリのディーノに挑む桜田（さくらだ）のテスタロッサは、剣の揺さぶりに翻弄されてコースアウトしてブッシュに突っ込む。その後、雷雨の中で純（じゅん）の288ＧＴＯをかわした剣と速水トオル（はやみ・とおる）は、龍・アレジ（りゅう・あれじ）の959と高木（たかぎ）のフェラーリＦ40のトップ争いに加わっていく。しかし、剣のディーノは龍の959の幅寄せに押し出されてスピンを……!?
リエが運転するＧＴ－Ｒニスモに乗って、348tbを試乗するために谷田部に向かっていた剣（けん）・フェラーリは、加速がハンパじゃない謎の車に追い抜かれる。その後、謎の車がホンダＮＳＸだと知った剣は、美奈子（みなこ）とドライブ中に、ホンダＮＳＸと競り合う桜田（さくらだ）のテスタロッサを目撃して、彼らを追いかけていく。そして剣は、ホンダＮＳＸの運転手である風吹裕也（ふぶき・ゆうや）へ勝負を挑んでいき……!?
筑波サーキットで風吹裕也（ふぶき・ゆうや）のホンダＮＳＸと激しいデッドヒートを繰り広げる剣（けん）・フェラーリの348tb。その苛烈なバトルの中、剣の実力に圧倒される裕也は、サーキットの狼という呼び名は剣のためにあると認める。そして、ブレーキトラブルを抱えながらファイナルラップに突入した剣は、最終コーナーをブレーキがきかない状態で突っ込んでいき、ついにはスピンを……!?
速水トオル（はやみ・とおる）や龍（りゅう）・アレジも参加する天神山レースに挑む剣（けん）・フェラーリ。速水の助太刀で第１ステージを通過した剣は、石の壁と断崖に挟まれた狭いワインディングコースで競い合う第２ステージも、ドリフトで攻めて勝ち抜く。そして、第３ステージで先行するボンデージ姿の女性が駆るトヨタ2000ＧＴにオイルをまかれてスピンした剣の348tbに、速水のルーフと龍の959が突っ込んで……!?
天神山レースの第５ステージでへ進出した剣（けん）・フェラーリと速水トオル（はやみ・とおる）。バトル相手のコブラの弱点を見破って後方に追いやった剣は、速水と宿命の対決を展開していく。そんな時、限界走行でスピンした速水のルーフにコブラが突っ込んでしまう。そして、たった一人で最終ステージに挑む剣は、性能差がありすぎるグループＡのＢＭＷ－Ｍ３と勝負することに……!?
イタリア時代のライバル・パトレーゼのチゼータＶ16Ｔと、愛子（あいこ）を賭けて勝負する剣（けん）・フェラーリのテスタロッサ。実力伯仲で展開していた剣とパトレーゼのバトルだったが、突然現れたグループＡのＧＴ－Ｒに抜き去られてしまう。そして、筑波サーキットで速水トオル（はやみ・とおる）と組んでグループＡのＧＴ－Ｒに乗る剣は、ラスト１周で全開アタックして星野（ほしの）と同じベストタイムを……!?
富士グループＡ400キロレースで、速水トオル（はやみ・とおる）と組んで出場した剣（けん）・フェラーリは、作戦を無視してトップを独走する。降り出した雨で周回遅れの集団が多重クラッシュしてペースカーが入り、剣は再スタートで星野（ほしの）とパトレーゼに抜かれてしまう。そして、幻の多角形コーナリングで彼らを抜き返した剣は、富士の300Ｒの川でスピンして……!?
隻眼のＲＸ－７使いの取材で、同じＲＸ－７に乗って八ヶ岳に行った剣（けん）・フェラーリは、ドライブインでアクション女優・志保美（しほみ）と再会する。志保美とドライブに出た剣は、隻眼のＲＸ－７に背後を迫られ、パワーオーバーを出し過ぎて抜かれてしまう。その後も隻眼のＲＸ－７に食らいつく剣だったが、初めて敗北してしまいショックを……!?
速水トオル（はやみ・とおる）を負かした隻眼のＲＸ－７使い・柳生（やぎゅう）と、512ＴＲで勝負する剣（けん）・フェラーリは、ハンデをつけてわざと遅くスタートする。高速コーナーでの４輪ドリフトで柳生を抜き去った剣は、フェードしてきた柳生のＲＸ－７に勝利する。その後、速水のカレラＲＳとバトルした剣は、新しいコーナリングテクニックの手がかりを掴んで……!?
風吹裕也（ふぶき・ゆうや）、飛鳥ミノル（あすか・みのる）、ピーターソンまでもが参加する頂上島300キロレースがついにスタートするが、剣（けん）・フェラーリの348tbはピーターソンのカウンタックに追突されてスピンしてしまう。その後、トップグループにいたフェラーリの女豹・有里（ゆうり）の288ＧＴＯまでもピーターソンの餌食になる。そしてコース復帰した有里は、剣の後についていき……!?
速水トオル（はやみ・とおる）との接触を避けて遅れを取った剣（けん）・フェラーリの348tbは、通せんぼするディアブロを熱血のビクトリーピーク・ターンで抜き去り、ハマの赤い跳ね馬のＦ40に挑んでいく。一方、ピーターソンから狙われる風吹裕也（ふぶき・ゆうや）を守ろうとしたフェラーリの女豹・有里（ゆうり）は、ピーターソンに悪質な幅寄せをされるのだが……!?
終盤にさしかかった頂上島レースでトップグループで走る風吹裕也（ふぶき・ゆうや）は、周回遅れのピーターソンと因縁の対決を繰り広げる。まるで変身したようにクリーンな走りを見せるピーターソンの前に出た裕也は、その後方でフォローするフェラーリの女豹・有里（ゆうり）を見事なコンビネーションでトップに立たす。しかし、ピーターソンは裕也のＮＳＸを弾き飛ばして、有里の288ＧＴＯへ突っ込んで海へと突き落とし……!?
ゴール目前で３台並んで接戦を繰り広げる剣（けん）・フェラーリと速水トオル（はやみ・とおる）と風吹裕也（ふぶき・ゆうや）。しかし頂上島レースは、剣の熱血のビクトリーピーク・ターンを逆手に取った速水が優勝する。その後、リエとデートしていた剣は、とんでもない速さで自分達を抜き去ったジャガーＸＪ220とその運転手が気になり……!?
ポルシェカレラカップカーの公開練習でＮ１耐久マシンを相手にベストタイムを叩き出した剣（けん）・フェラーリは、自分よりの上のタイムを出したＦ3000ドライバー・中部（ちゅうぶ）を意識する。そしてレース前日、剣とホットな一夜を過ごしたアイドル歌手の森高有里（もりたか・ゆうり）は、なんだかイヤな胸騒ぎに襲われて……!?
ポルシェカレラカップレースでクラッシュした剣（けん）・フェラーリは、記憶喪失のまま病院を抜け出し、姫子（ひめこ）に拾われてカーショップで働くことに。女好きの本能は相変わらずな剣は、同僚の児島（こじま）の古い86に乗ってナンパに繰り出し、そこで突然現れた峠の青い流れ星・織斗アキラ（おりと・あきら）のスープラの走りに刺激されて……!?
姫子（ひめこ）が率いる「夢運雷斗」の集合場所に行った剣（けん）・フェラーリは、ひょんなことから峠の青い流れ星・織斗アキラ（おりと・あきら）のスープラを天馬峠で運転することに。そこでスープラの全性能を引き出して攻めまくる剣は、アキラのコースレコードを破る勢いの走りを見せる。その時、剣崎（けんざき）が運転するブッガティＥＢ110に抜かれてしまった剣は、闘志を燃やしてバトルに挑むが……!?
記憶喪失ながらも天性のドライビングテクニックを取り戻していく剣（けん）・フェラーリ。峠の青い流れ星・織斗アキラ（おりと・あきら）のスープラと天馬峠ナンバーワンを決めるレースに挑んだ剣は、姫子（ひめこ）を魅了するイメージ走行で、ニューコースレコードを叩き出して勝利する。その後、貴子（たかこ）のルーフＢＴＲ４の運転手として東京へ出かけた剣は、速水トオル（はやみ・とおる）のポルシェ993と遭遇して……!?
天馬峠でニューツーリングカーに敗北した剣（けん）・フェラーリの運転するルーフＢＴＲ４。それをくやしく思う貴子（たかこ）は、自分のカーコレクションからニューツーリングカーに勝てる車を剣に選ばせる。そこでフェラーリ348tbを見て何かを思い出しそうになった剣は、それを選んで記憶を取り戻すきっかけにしようとする。その後、伝説の街道レーサー・織斗学（おりと・まなぶ）にタイマン勝負を挑まれた剣は……!?
速水トオル（はやみ・とおる）に連れられて、剣（けん）・フェラーリと再会を果たした森高有里（もりたか・ゆうり）だったが、彼女を見ても剣の記憶は戻らずにいた。一方、伝説の街道レーサー・織斗学（おりと・まなぶ）と遭遇した速水は、バトルを挑んでいくが、ガードレールにクラッシュしてしまう。そして織斗との対決前に、剣とエッチした貴子（たかこ）はなぜか不安感にとらわれて……!?
事故がきっかけで記憶を取り戻し、以前の生活に戻った剣（けん）・フェラーリ。そして、筑波サーキットでの取材に出かけた剣は、森高有里（もりたか・ゆうり）が提供したフェラーリＦ355に乗って、速水トオル（はやみ・とおる）のディアブロＳＥと対決する。実力伯仲で全開勝負を繰り広げていく剣と速水、勝つのはいったいどちらだ？
再び記憶喪失になってしまった剣（けん）・フェラーリは、狼（おおかみ）という呼び名で有紀（ゆき）のガソリンスタンドで働く。そこでも女好きの本能のままに生きる剣は、さまざまな美女とエッチしていく。そんな時、取材に来ていた速水トオル（はやみ・とおる）達と偶然出会った剣は……!?剣の記憶を蘇らせる女性は誰なのか？そして剣の新たなる旅立ちとは？感動の完結巻。
