あらすじ一夜を共にしたのにつれない態度を取る空蝉(うつせみ)へ、切ない想いを募らせていく光源氏(ひかるげんじ)。空蝉の弟である小君(こぎみ)を使って彼女に会おうとする光源氏は、紀伊守の屋敷に忍び込んで、空蝉達が碁を打っているらしい西の部屋を覗く。そこで光源氏は、下品に胸元をさらけ出している若い娘と老け込んだ空蝉の横顔を見て……!?