あらすじ「セックスでしか女を見れない。人を愛するという精神に欠けている、動物と同じだよ。」と由理に言われてしまう長内。千代子は山田を通じてセックスのすごさを経験するが・・・。調子づいた山田は新たに出前を運んできた女・美代子に手を出す。そこに愛はあるのか、セックスだけか?鬼才・ジョージ秋山が“人間の原罪”に迫る!
ジョージ秋山作品でダントツでセックスシーンが多いのはピンクのカーテンではないだろうか?※浮浪雲は除く 「青春も人生もセックス抜きでは語れるものではない。またセックスを卑しきものとしてないがしろにしてはいけないと思う。セックスは人類が存在している根底なのだから。」 という、ジョージ秋山先生のお言葉を、額面通り受け取ってはいけなかった。けっして軽い気持ちで手を出してはいけない漫画なのだ。 実際、この漫画を読み通すにはかなりの精神力が必要だ。 どこまでも堕ちていく展開で、ひたすら出口のない色欲地獄に引きずり込まれることになる。 吐きそうになりながら歯を食いしばって読んだのだが、息を吸って水を飲むのと同じ境地にまではなれなかったのだった。 参りました、ジョージ先生。