あらすじ

ガイアの信者を掌握することに成功した征人は、彼女に服従を迫る。だが、ガイアは不敵に笑い、切り札である外獣「テュポーン」を呼び出す!それは、ミタマたちを圧倒するほど強大で…!?
神無き世界のカミサマ活動 1巻

待望のTVアニメ化決定作品!第1巻!怪しげなカルト宗教の教祖の息子・征人は、教団の無茶な修行で命を落とした――はずが、なんと流行りの異世界転生!そこは「神」や「宗教」の概念のない、征人にとっては理想の世界だった…が!?神無き世界で「宗教」を作る異色の“異世界転生”譚、開幕!!

神無き世界のカミサマ活動 2巻

待望のTVアニメ化決定作品!第2巻!征人はミタマの力を使い、異世界の村を近代化させる事で信者の獲得を図る。だが、そこに皇国の最大戦力「アルコーン」のアータルが襲来!アータルは、神であるミタマに匹敵する恐るべき力を発揮し…!?

神無き世界のカミサマ活動 3巻

待望のTVアニメ化決定作品!第3巻!皇国を統制していた“機械”を破壊し、その脅威から解放された征人たち。だが、今度は自らが“神”になろうとするアルコーンたちに対抗する事に…。アータルを取り込み戦力を補強した征人は、近隣にあるダキニの教団に潜入するが…!?

神無き世界のカミサマ活動 4巻

待望のTVアニメ化決定作品!第4巻!ダキニ教団への分断工作を進める征人だったが、能力を開放したダキニの急襲を受け、頼みの綱のアータルを無力化されてしまう。そんな征人のピンチに、力を失ったミタマはある秘策に打って出るが…!?

神無き世界のカミサマ活動 5巻

待望のTVアニメ化決定作品!第5巻発売!アルラルたちのバンド活動により、熱狂的な音楽ブームが起こるミタマ教団。その結果、力を増したミタマを見て、信仰に関するある法則を見出した征人は、ガイアが自分を欺いていると確信し――!?

神無き世界のカミサマ活動 6巻

ガイアの信者を掌握することに成功した征人は、彼女に服従を迫る。だが、ガイアは不敵に笑い、切り札である外獣「テュポーン」を呼び出す!それは、ミタマたちを圧倒するほど強大で…!?

神無き世界のカミサマ活動 7巻

ユシーの指揮により、ガイアの操る巨大外獣「テュポーン」の動きを封じる征人たち。その隙に征人はガイアに接近戦を挑むが、外界から隔絶された空間にいる彼女にダメージを与える術はなく…!?

神無き世界のカミサマ活動 8巻

征人は拡大する教団内の結束を高めるため、スムマヌスと提携して「同人誌」の普及に乗り出す!さらにはロキが支配する皇都の力を削ごうと、略奪という過激な手段に打って出るが…!?

神無き世界のカミサマ活動 9巻

皇都の電力源として眠るユピテルを解放するため、征人は同人誌を通して彼女の信者(ファン)を増やそうとするが、自らプロデュースを手掛けた同人誌は大爆死!さらに作者であるスムマヌスの人気も急落し…!?

神無き世界のカミサマ活動

異世界転生して神になるマンガ!

神無き世界のカミサマ活動 半月板損傷 朱白あおい
異世界スキー

昨今の転生モノ市場、これまでにない題材でいかに外角際どめのコースを攻められるかという過酷なレース展開になってきた感があります。 もはやなにが外道でなにが正道か分別つかないバーリトゥードの様相を呈してきたおかげで、逆説的に物語やキャラクターそのものが持っているパワーを見極めやすくなっているのでは?という気がします。(気がするだけか?) それでいうと本作のキャラとストーリーフックはなかなかエネルギッシュで見応えあります。 主人公のユキトは父親に宗教団体の教祖として生きることを強制され、神の依代として「望まぬ死」を迎えることになります。転生後の異世界は宗教も神も存在しない彼にとって理想の社会でしたが、決定的に異なるのが死生観。 異世界の住人は死を恐れず、国の定めによって自らの命を絶つことを厭わないどころか、それを拒む者を「カクリ」と呼称して差別し、その命を奪うことも当然としています。 ユキトはその行為を許せず、皮肉にも彼らに「救い」を与え、神としての権能を振るうことになるのです。 古今宗教とは人間の死生観と密接に関わって発達してきたものです。 死生観が根本からズレている世界で神を描くというのは個人的には非常に興味深い試みに思えます。 特に最新6話では、この異世界には「理解できないもの」に神性を見る原始宗教的な心のあり方が存在しないことが示されました。 神のいない世界で神となり、人間の生死を左右する…。 「キャッチーな装いの下で実は相当に重厚感のあるテーマを描こうとしているのでは…?」とひとりソワソワしてしまいました。 観測していきたいと思います。