あらすじ

所長から言い渡された、焦げついた手形の回収。そんな小さな仕事が数十億の価値をもつ可能性が出てきた。しかし金の臭いがするところには、有象無象が群がってくる。鍵になるのは産廃業者の「株券」。株券の強奪が成功したかと思いきや、ラチられた神崎(かんざき)!神崎が保持する株券と、神崎自身の命の行方はいかに!?
極悪がんぼ 1巻
うだつがあがらない28歳・神崎守(かんざき・まもる)。中卒を理由に思ったように仕事にありつけず、ふらふらと友人の甘言に乗り、カード偽造に手を染めてしまう。その結果、友人には裏切られ、作業船に売り飛ばされ……行き着いた場所は事件屋の事務所。自らの命を担保にして、裏業界で上を目指す!『カバチタレ!』『特上カバチ!!』の最強コンビが贈る絶対バレない、法の抜け方、くぐり方!!(※マネしないでください!!!!)
極悪がんぼ 2巻
「俺は絶対泣き寝入りはせんで!」「俺はビッグになりたいんじゃ!」中卒で仕事もなくうだつのあがらない28歳・神崎守(かんざき・まもる)は、堕ちるところまで堕ちて、事件屋という裏稼業の世界にたどり着いた。実質事務所を仕切っている金子(かねこ)にハメられ続け、「成り上がってやる」と謎の所長・秦(はた)の入れ知恵で、とある会社を乗っ取り社長の座にありつくが――!?
極悪がんぼ 3巻
「俺はビッグになりたいんじゃ!」と裏稼業の事件屋で成り上がりを目指す、神崎守(かんざき・まもる)・28歳。事件屋に入るときに背負わされた2000万円の借金の支払期限があと2ヵ月に迫るなか、金子(かねこ)から持ちかけられたのは、報酬1000万の超ヤバい仕事……!!バレたら即逮捕!!この危ない橋を無事に渡りきれるのか!?『カバチタレ!』『特上カバチ!!』の最強コンビが贈る絶対バレない、法の抜け方、くぐり方!!
極悪がんぼ(4)
「俺はビッグになりたいんじゃ!」と裏稼業の事件屋で成り上がりを目指す、神崎守(かんざき・まもる)・28歳。免許証偽造までしたきわどい仕事が順調に進み、調子に乗ってちょっかいを出しすぎた神崎は、建造物侵入罪で逮捕されてしまう……!!事件屋の面々もあきれ返る大失態!!イモヅル式に余罪を追求しようとする警察から、神崎は逃げ切れるのか……!?
極悪がんぼ(5)
「俺はビッグになりたいんじゃ!」と裏稼業の事件屋で成り上がりを目指す、神崎守(かんざき・まもる)・28歳。かつて神崎を裏切って裏の世界へ転落させた張本人・茸本(たけもと)の裏ビデオ屋に乗っかって、またまたハメられヤクザと対峙……。しかし、法外なみかじめ料を払うことでなんとか切り抜け、茸本から裏ビデオ屋の営業権を奪い取った!上々の売り上げに浮かれる神崎。しかし思わぬところから魔の手が……!
極悪がんぼ(6)
「俺はビッグになりたいんじゃ!」と裏稼業の事件屋で成り上がりを目指す、神崎守(かんざき・まもる)・28歳。金子(かねこ)の幼なじみの依頼で、計画倒産を企てて逃げた取引先の社長の行方を捜している。金子からは、会社の前で社長が現れるまで見張りをするように命じられたが、知恵を絞り、商用車のカーナビの履歴から社長の潜伏先を探し上げた!身柄を確保するも、社長も必死で対抗策を講じて……神崎に大ピンチが!?
極悪がんぼ(7)
裏社会でのし上がり、ビッグになってやる!と、うだつのあがらない28歳・神崎守(かんざき・まもる)が奮闘する、「ハタ秘密探偵事務所」。その実態は裏であくどいことをやりまくる“事件屋”だが、そこに普通の“探偵事務所”と勘違いした浮気調査の依頼が!!報酬300万円の10%を金子(かねこ)に支払うことでこのヤマを請け負った神崎だが……そうは問屋が卸さない!?
極悪がんぼ(8)
借金返済のために裏社会で働き続ける神崎(かんざき)は、偶然入った風俗店で働く智恵子(ちえこ)に一目ぼれし、つきあうことに。仕事では、大手アパレルメーカー誘致のための地上げも順調に進み、うまくいっているかに思えたが……仕事を強引にやりすぎたせいで、警察に目をつけられ、古市(ふるいち)が逮捕される破目に!!身の破滅とおびえる神崎は、智恵子の優しさにも気付かず……。
極悪がんぼ(9)
所長から言い渡された、焦げついた手形の回収。そんな小さな仕事が数十億の価値をもつ可能性が出てきた。しかし金の臭いがするところには、有象無象が群がってくる。鍵になるのは産廃業者の「株券」。株券の強奪が成功したかと思いきや、ラチられた神崎(かんざき)!神崎が保持する株券と、神崎自身の命の行方はいかに!?
極悪がんぼ(10)
休むな。メシ食うな。クソするな。働け!!――仕事のためにおきた、本気で愛した女との別れ。自分の境遇と同じ「親に捨てられた子供」を己の手で作るという仕事。気持ちを殺してでも、仕事を優先してきた神崎。“事件屋”として確実に経験を積んできた神崎に、「極悪がんぼ」史上、最大の危機が降りかかる!!それは……所長の監査!?
極悪がんぼ(11)
所長の監査の結果、数々の失態がバレた金子(かねこ)と神崎(かんざき)は、その罰として、ハタ事務所の関東進出の基盤を作るため、東京へ。なんのコネもない土地で一仕事するために、金子の昔のパートナー・城岡(しろおか)が経営する置屋の利権を狙い、虎視眈々とワナを張り巡らせるが……!?――裏切り×追放×潰し合い!あなたのプライドおいくらですか?
極悪がんぼ(12)
生きるも、殺すも、逃げるも、奪うも、他人の意志!あんた、踊らされてるね?そうだよね、楽だもんね(笑)――ハタ事務所からの追放。それは広島での居場所がなくなったことを意味する。独立といえば格好はいいが、後ろ盾をなくしたものにできることは、プライドの切り売りだけ。金子は生きるための一勝負をしかけるが、そこにあるのは裏切りと巧妙な罠だった――。広島追放、事件屋としての死――。
極悪がんぼ(13)
生き残るのは、神崎(かんざき)か金子(かねこ)か!!金子を落としいれようと画策するのがバレ、大乱闘の末、逮捕された神崎と金子。なんとか助かろうとする神崎は、決して触れてはいけない部分に手を出す。しかしその切り札は神崎を、金子を、そして所長を巻き込んだ最終決戦のスイッチだった……。─―人は仕方なく生きる。俺は死ぬのが怖いから、いっそ惨めにあがいてやる!!
極悪がんぼ(14)
孤独+孤立=独立!?――金子(かねこ)の旧友の会社「本間(ほんま)商事」を巡る、金子と所長の最後の闘い。敗れた金子は、本間商事を守るため、所長を道連れに自殺を図る。しかし、結局死にきれず所長は重傷、金子は意識不明の重体に。そんな中で、釈放された神崎(かんざき)は、金子の様子を「明日はわが身」と、ハタ事務所からの独立を目論むが……!?得るのは自由か、破滅か――。
極悪がんぼ(15)
拝啓、日本国民様、土地いただきます。――売る事ができない農地が、でかいシノギに!?長年の夢、事務所独立を果たし、一国一城の主となった神崎(かんざき)。二束三文の農地を、なんとか売りさばくが、依頼者の持つ他の農地には、政治の息がかかっていた。さらなる金の臭いを嗅ぎ付け、農地合戦が幕を開ける……。耕すな!汗水ながさず金にしろ!売れ!――がんぼ的農地改革、断行!
極悪がんぼ(16)
「ワシはビッグになりたいんじゃー!!」と、どん底から飛び込んだ事件屋の世界。様々な目に遭いながら、想い続けたビッグへの道。歯ぎしりしながら、夢中に走っていた日々……。中卒・能なしと蔑まれてきた神崎守(かんざき・まもる)が、事件屋生命をかけた大仕事に決着をつける!「極悪がんぼ」ついに完結!!俺はビッグになった……んか!?
道頓堀怪談

道頓堀怪談

『カバチタレ!』『極悪がんぼ』シリーズの人気作家スペリオール初登場!(ビッグコミックスペリオール2021年12号)
試し読み
特上カバチ!!

特上カバチ!!

多重債務に不倫精算、etc.――みんなの知りたい「法律」が、ここにある。スカッと一発、第2章!!ついに補助者から行政書士にステップアップして、初めての依頼にはりきる田村(たむら)。だが……出会ったのは百戦錬磨のオンナ行政書士・住吉美寿々(すみよし・みすず)だった!浮世のカバチを一刀両断、法を駆使した行政書士バトル!《タレ》をひかえて《特上》に!!!!
カバチタレ!

カバチタレ!

法を知らなきゃ泣きを見る。泣き見た人のドラマを読めば、生かせる法が頭に入る。「カバチタレ」とは広島弁で「文句や屁理屈を言う人」のこと。法律を知ってカバチをタレることができれば、人は泣き寝入りすることなく、自分たちの生活を守ることができるのだ。この物語の主人公・田村勝弘もまた勤め先の横暴社長の不当解雇にあって泣き寝入りするしかなかったが、ひょんなことから行政書士の大野と出会う。そして法は使い方次第と目覚めた田村は行政書士を目指すため大野事務所に補助者として入所する。
激昂がんぼ

激昂がんぼ

総務省のキャリア官僚・二宮(にのみや)は、二流大卒というコンプレックスを抱えながらも、出世への情熱を胸に秘め、地元の広島県庁に出向していた。一方、同じ広島県の芸南(げいなん)市――「神崎(かんざき)シークレットサービス」の看板を掲げ、裏では事件屋として頭角をあらわしている若きフィクサー・神崎がいた――。裏世界を描いた前作『極悪がんぼ』の主人公・神崎と、表舞台に生きる二宮が交わるとき、新たな「がんぼ」が誕生する!
がんぼ ナニワ悪道編

がんぼ ナニワ悪道編

ハタ所長亡き後、鳴り物入りで大阪にやって来た神崎(かんざき)。あやうく殺されかけるわ、新居のビルは水浸しにされるわ……。その上、ヤクザ連中からは怪しい誘いが。慣れない土地で次々と起こる不測の事態に神崎はどう立ち回っていくのか。
ダンダリン一〇一

ダンダリン一〇一

労働基準監督官を知っていますか?――労働基準監督官は、労働者の保護を職務とする、いわば「労働Gメン」だ。なかでも段田凛(だんだ・りん)と先輩・土手山(どてやま)のコンビは極端に熱心。タチの悪い社長には逮捕で臨むなど、監督官の権限を限界まで使い切るほどイケイケだ。彼ら監督官の活躍と七転八倒を描くこの作品は、「はたらく人」必見の新ヒーロー物語だ!
びったれ!!!

びったれ!!!

大きな空と山河に囲まれた街・広島。この美しい街には、びったれ(小市民)を救いつづける1人の司法書士がいます。その男の名は伊武努。優しさ、鋭さ、力強さの“3面”を持つ魅力的な男。読むと人生に前向きになれる、親しみやすくて、温かみのあるリーガルドラマが始まります。