あらすじ大反響ノンフィクション、衝撃のコミカライズ!! 藝大生の妻の突飛な行動から東京藝大に興味を持った主人公は、潜入取材を進めるうち様々な人物と出会う。第4巻では、藝大生の進路(半分が行方不明!?)や、リアルな内実に迫る…! そして、長かった取材の日々も終わり…。待望の完結巻。描き下ろしページも多数収録♪
上野の一等地にバコーンとキャンパスを構える「芸大」 何年間も浪人しないとはいれない 東大よりも難しい 就職率は異様に悪い 偉大な卒業生以上に、何しているかわからない人が多い など、不思議な魅力と謎多き「芸大」に迫った本作。 高倍率な上に、特殊な人しか入れない学校だからか、本当に多種多様な人たちがいます。 その一風変わった学生たちを、おもしろおかしく実録的に描いた内容。 のめりこむと何をするかわからない姿や、特定の分野に特化した知識でとりあえず試してみるなど、芸術の探究心は科学に近いものなんだなぁと感じます。 驚いたのが、音楽学部のほうで、演奏技法を学ぶことはもちろんだけど、はやくから色んな場所でドレスを着飾り、演奏して、宣材写真などで自分を売りこむ努力をしているところ。 芸大まで出ても、演奏で食べていけるのは一握りなのだと衝撃を受けました。 日本の最高峰に位置しているので、なんとなく引く手数多かと思ってましたが、芸の世界はかくも厳しいのだと痛感します。 実力世界に学歴など関係ないんですね。(当たり前か) 原作小説に、いまをときめくking gnuのボーカル(当時東京藝大声楽科在籍)も取材対象として出てきた様で、今後でてくるのかな? 掘れば、まだ何かでてきそうな感じが、まさに秘境ですね。