高校1年のバスケ部マネージャー・小野崎砂緒は、同じくバスケ部のエース・高谷先輩に片想い中。応援のために作ったミサンガを身につけ、マネージャー業にいそしみつつも先輩に想いを馳せていたら、時空が歪みだして…!?目を覚ますとそこは覚えのない部屋の中。更には見知らぬ男性が来て声をかけてきた!混乱するも、漏れ聞こえてきたTVのニュースにより、10年後の未来に飛ばされたことを知る。一体、どうして!?砂緒の受難が今、始まる――!!
さっきまで学校にいて、いつも通り部活に参加していたのに、10年後の未来に飛ばされ隣には苦手な藤嶋先輩が!?もしかして私と同棲しているの…?理由がわからないまま混乱している砂緒に対し、乃亜の気遣いと時折見せる笑顔に感謝していると、棚に見覚えのあるペンネームの小説を見つけ…?それは、高校時代に砂緒が考えたペンネームだった。少しずつ明かされていく現在(いま)の砂緒の姿――!
乃亜が外出し、ひとりでいると突然携帯が鳴り出して!?おそるおそる出ると相手はなんと莉央。もっと今の状況を知りたい、ということで莉央と待ち合わせるが、高校の時とは打って変わった髪型と彼女を取り巻く環境の変化に驚きを隠せない砂緒。「来月だもんね~砂緒ちゃんの結婚式」なんと、10年後の私は結婚式を控えていた!?相手は誰――?更なる衝撃の事実が発覚するドキドキ溢れる第3話!!
お前もこんなところより10年前のところに戻りたいだろうしな――乃亜への苦手意識がだんだんと薄れてきたある日、投げかけられたこの言葉に戸惑いを隠せない砂緒。確かに早く戻りたいと思っているけれど、なんでモヤモヤするんだろう…。高谷先輩への恋心がまだ残る中、偶然起こった事故が重なりギクシャクしてしまう。いつも通りにと思うけれど、彼の声が耳から離れなくて――。そんな時、砂緒を動揺させる新たな出来事が…!?
片想いの相手・高谷先輩と会うことになった砂緒。大人になって爽やかさが増した冬聖と話すも、違和感に気付く。なんで高谷先輩より藤嶋先輩に名前呼ばれるほうがドキドキするの――…?帰り道、そんな砂緒の気持ちを知らず「冬聖のこと好きだろ」と乃亜が切り出して!?そこから事態は大きく動き出す――!!
ミサンガに触れたとたん、10年前の高校時代に戻ってしまった砂緒。戻ったら戻ったでうまく環境に馴染めない日々が続き、莉央に不審がられる始末。未来の乃亜を傷つけた自覚のある砂緒は、関係ないとわかっていても、なかなか彼と顔を合わせることができず…。そんな中、合宿イベントで乃亜と一緒に肝試しをすることになって!?未来の乃亜を知り、「今」の乃亜の優しさにも触れ、自分のキモチに気付いた砂緒は…。
乃亜の言葉を聞いてショックを受ける砂緒だが、努力もしていない自分が好かれるわけがないと気付き、恋愛方面に詳しそうな莉央にアドバイスを聞くことに。部屋へ戻ると、女子トークで盛り上がっていて…!?どうやら莉央には好きな人がいるみたい!「砂緒ちゃんだから話したんだよ?」莉央の想い人とは一体――!?
莉央の想い人の名前を聞いた砂緒は、今まで自分を応援してくれた莉央に悲しい想いをさせたくないと、自分の恋を諦めることに。でも、莉央が彼と接するのを見るたびに胸の奥がギュッとして――。これでいいんだ、と言い聞かせる砂緒だけれど…!?
部員仲間の企みによって、ふたりきりで買い出しに行った乃亜と莉央のあとを追う冬聖と砂緒。ふたりを発見し、せっかくなので4人で遊ぶことに。莉央とおそろいのヘアピンを買ったり、みんなで買い食いしたりと和やかな時間が過ぎる中、割引で映画を見ることになったのだが、カップル席で…!?
いつも一緒で、おそろいのヘアピンをつけ、何でも話せるほど仲が良かったふたりの間にできてしまった溝。「藤嶋先輩が好き」という、本当の気持ちを伝え、莉央を傷つけてしまった砂緒は、自分のせいで部活の雰囲気が悪くなっているのを感じ取り、辞めたほうがいいのかな…と考え込んでしまう。果たして莉央と砂緒の関係は元に戻るのか――?
莉央に背中を押してもらった砂緒は、乃亜を遊園地へ誘うことに成功する。いざ当日、告白するタイミングを見計らうもことごとく失敗してしまい!?伝えたい気持ちは沢山あるのに――。伝えられていなかった乃亜への気持ちを今度こそ、伝えることはできるのか…!?
デートが終わり、帰宅しようとしたらハプニングに見舞われ、帰れなくなった砂緒は乃亜の家へお邪魔することに!?そこで知った乃亜の意外な一面とは――。