あらすじ初恋の人・遠野果穂とともに、たまたま入ったネットカフェごと異世界へ飛ばされた平凡なサラリーマンの土岐耕一。遠野を狙う暴君・寺沢が支配するネカフェで、土岐と遠野は、お互いに相思相愛であったことを15年ぶりに確認した。そこへ、土岐を「パパ」と呼ぶ、謎の子供が迷い込んでくるが、この子の正体は?この世界の秘密の鍵を握る遠野のケータイには、「土岐の初恋の思い出そのもの」が詰まっていた…。
妻が妊娠中の主人公・土岐耕一には忘れられない初恋の人がいる。夫婦喧嘩をした次の日に何気なくネットカフェに立ち寄ったところ長年想い続けていた土岐ゆきえと再会する。嬉しさのあまり「あー神様どうか…このまま…ずっと夜が明けなければ…」なんて考えがよぎった瞬間、館内の電子機器に異変が起こり、突然の土砂降りで入口が浸水してしまう、仕方なくそのまま宿泊することにしたが、朝になって外に出てみるとネットカフェの建物以外に何もない砂漠地帯になっていた。突然サバイバルをさせられることになった客の中には、極限状態で発狂する者、暴力で支配しようとする者、異変があったネットカフェはパワースポットとして有名だったと証言するオカルトマニア達が現れる…。 絵的にはそんなに怖くないのですが暴力で心理的に追い詰められるのでしんどいです。けれども途中からは意外な人物が活躍していくので応援しながら読むのが楽しくなってきます。めげずに最後まで読むのがおすすめです。でもしばらくはネットカフェに行きたくなくなるかもしれません(笑)