あらすじ伊藤淳史主演による、連続テレビドラマの原作。初恋の人・遠野果穂とともに、たまたま入ったネットカフェごと異世界へ飛ばされた平凡なサラリーマンの土岐耕一。消えてしまった妻のことを後ろめたく思いながらも、遠野への思いがどんどん募って行く土岐。一方、遠野を狙い、土岐を目の敵にする寺沢は、≪漂流民≫たちを、暴力と、手下の女の色仕掛けで支配を強めていく。土岐は、遠野を守ることが出来るのか?
妻が妊娠中の主人公・土岐耕一には忘れられない初恋の人がいる。夫婦喧嘩をした次の日に何気なくネットカフェに立ち寄ったところ長年想い続けていた土岐ゆきえと再会する。嬉しさのあまり「あー神様どうか…このまま…ずっと夜が明けなければ…」なんて考えがよぎった瞬間、館内の電子機器に異変が起こり、突然の土砂降りで入口が浸水してしまう、仕方なくそのまま宿泊することにしたが、朝になって外に出てみるとネットカフェの建物以外に何もない砂漠地帯になっていた。突然サバイバルをさせられることになった客の中には、極限状態で発狂する者、暴力で支配しようとする者、異変があったネットカフェはパワースポットとして有名だったと証言するオカルトマニア達が現れる…。 絵的にはそんなに怖くないのですが暴力で心理的に追い詰められるのでしんどいです。けれども途中からは意外な人物が活躍していくので応援しながら読むのが楽しくなってきます。めげずに最後まで読むのがおすすめです。でもしばらくはネットカフェに行きたくなくなるかもしれません(笑)