あらすじ

時は江戸末。天性の舞の才を持つ鵙屋琴は病で失明し、やむなく音曲に道を変更する。盲目の琴の世話をする佐助は彼女に弟子入りし、弟子としても奉公人としても献身するが、彼を待っていたのは甘美な地獄だった――。
ホーキーベカコン1

時は江戸末。天性の舞の才を持つ鵙屋琴は病で失明し、やむなく音曲に道を変更する。盲目の琴の世話をする佐助は彼女に弟子入りし、弟子としても奉公人としても献身するが、彼を待っていたのは甘美な地獄だった――。

ホーキーベカコン2

『アクセル・ワールド/デュラル マギサ・ガーデン』の笹倉綾人が、近代日本を代表する小説家・谷崎潤一郎の『春琴抄』を下敷きに新たな物語を紡ぎ出す――本作『ホーキーベカコン』。時は江戸末期。天性の舞の才を持ちながら病で失明した美貌の少女・鵙屋琴と、琴の身の回りの世話をする奉公人・佐助。高慢な琴に対し一途な献身を見せる佐助は、甘美な地獄に堕ちていくことに……。

ホーキーベカコン3

数多の男を魅了し、破滅させるたびに妖しく美しくなっていく春琴。だが『とある事件』をきっかけに、彼女の在り様に変化が――。笹倉綾人の手で現代に蘇った、狂わしくも美しい谷崎文学の傑作『春琴抄』ここに完結!