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レンガ村の森の奥、小さな双子の「ナナホシ」と「タチバナ」は今日も大忙しでおいしいパンを作っています。だって二人はパン屋さん。毎日村のお客さんが二人のパンを「おいしい、おいしい。」と買ってくれるのです。双子のパンがどうしてそんなにおいしいかって? それは二人のたいせつなひみつ。たくさん働いて森が暗くなったら、さあ――はじまり、はじまり。稀代のストーリーテラーが贈る、大人のメルヘンファンタジー。