あらすじ

共和国軍によるクーデター未遂事件の衝撃もさめやらぬ中、近隣国で大地震が発生。ペンデレツキ首相は、軍の“名誉挽回”のために、モニカらを災害支援部隊に任命し現地への派遣を決定するが、そこで彼女らを待っていたのは想像以上の惨状で――……これは血と鉄で刻む、“戦後が故の物語”。【電子版特典】巻末には電子書籍限定のイラストを収録!
売国機関 1巻

チュファルテク合同共和国――。 戦争が終わった国家を舞台に、内なる暗闘が始まる。 ”愛国者”の敵は、いつだって”愛国者”だ。『幼女戦記』のカルロ・ゼン最新作!! これは、血と鉄で刻む戦後を抱きしめる物語――。

売国機関 2巻

未だ戦争の爪痕が色濃く残る共和国東部。国境の街を舞台に、陰謀と謀略の焔が燃え上がる。『幼女戦記』のカルロ・ゼンがおくる、“戦後を耐え忍ぶ物語”――。

売国機関 3巻

両国関係の正常化に伴い、共和国に王国大使が着任する。平和の回復を意味するはずの大使はしかし、対共和国最強硬派で……。『幼女戦記』のカルロ・ゼンがおくる、“戦後を守り抜く物語”!

売国機関 4巻

コミックス累計20万部突破――!! 『王国大使暗殺“未遂”事件』の余波により、共和国内外の情勢は悪化の一途に。一方、この事件を利用し王国不安定化を図る共和国軍上層部は――。『幼女戦記』のカルロ・ゼンがおくる、“戦後を噛み締める”物語!

売国機関 5巻

コミックス累計25万部突破!! 戦後経済の混乱を収束させるため、連邦の支援による金本位制への復帰を目指す共和国。しかし、その裏では連邦による“共和国経済植民地構想”が動いており――。『幼女戦記』のカルロ・ゼンがおくる、“戦後を切り拓く”物語!

売国機関 6巻

東部国境地帯での、王国軍増派の動きを掴んだ共和国情報部。王国に対処するため、軍は参謀本部とオペラ座による“合同部隊”を東部に派遣することに――。これは血と鉄で刻む、“戦後を焼き固める物語”。

売国機関 7巻

国境地帯での共和国と王国の“軍事衝突”を受けて連邦が派兵。王国軍が退くことで事態は“平和的解決”を見た。時同じく共和国内は次期首相が決定する選挙期間に突入。各国各党の思惑が入り乱れ、政局は思いもよらない展開に――!? これは血と鉄で刻む、“戦後を直視する物語”。

売国機関 8巻【電子特典付き】

共和国での連立政権の樹立に危機感を抱く連邦軍軍事内局は親連邦政権樹立を目的とした「ブリュメール計画」を立案。その内容は、“共和国軍による軍事クーデター”を誘発させるもので――……。これは血と鉄で刻む、“戦後を握り続ける物語”。【電子版特典】巻末には電子書籍限定のイラストを収録!

売国機関 9巻【電子特典付き】

連邦軍事内局、王国工作員、共和国穏健派将校、それぞれの思惑が交錯し、ついに首都で軍による叛乱が勃発――。首相官邸や参謀本部が陥落する中、孤軍奮闘するオペラ座に思いもよらない“援軍”が現れて――。これは血と鉄で刻む、“戦後を弄ぶ物語”。【電子版特典】巻末には電子書籍限定のイラストを収録!

売国機関 10巻【電子特典付き】

共和国軍によるクーデター未遂事件の衝撃もさめやらぬ中、近隣国で大地震が発生。ペンデレツキ首相は、軍の“名誉挽回”のために、モニカらを災害支援部隊に任命し現地への派遣を決定するが、そこで彼女らを待っていたのは想像以上の惨状で――……これは血と鉄で刻む、“戦後が故の物語”。【電子版特典】巻末には電子書籍限定のイラストを収録!

売国機関

「幼女戦記」「テロール教授」のカルロ・ゼンが原作を務める新作

売国機関 品佳直 カルロ・ゼン
mampuku
mampuku

 さすが同志カルロ節が今回も爆裂しています。そして作画もまた、「幼女」などに劣らぬ濃ゆ~い且つ美しい素晴らしいものになっています。同志カルロ・ゼンの作品にはやはり激シブいオッサンは不可欠であります。 https://kuragebunch.com/episode/10834108156630826048  煙草モクモク、人間至上主義、資本主義経済の急速な発展に伴う「人権」の空洞化──近代を近代としてちゃんと描いてる作品は安心して読めます。中世と謳ってるけど全然中世じゃないマンガ多すぎるし…  主人公は幼女とも教授とも違う、クールで美人な将校のおねいさん。紫煙の似合う凍てついた眼差しと裏腹に、オシャレ且つ清潔にまとまったシニヨンがめっちゃいい匂いしそう。売国奴の誹りを受けながら暗躍し、陰で国の平和を守る部隊「売国機関」を率います。  初めのうちは「幼女」や「教授」と比べるといささか冗長なので若干読みにくさを感じるものの、そういう感想が多く寄せられたのか途中から持って回ったセリフ回しが減って読みやすくなります。特殊な言い回しまみれなのに面白すぎて読むのが止まらなくなる「幼女戦記」や「ブラックラグーン」ははっきり言って筆力が異常なのだな、と気づかされましたw  読みにくいながら端々に彼女らの宗教観や社会的背景などが読み取れるので、考察しながらじっくり読むのが理想。という点で、「くらげバンチ」連載とはいえスマホで流し読みするより書籍化を待ちたい作品ではありますね。