あらすじ彼女は過激にいじめられたい。要求はただ1つ。「死ぬまで私をいじめ続けろ。」 いじめパニック終結後、忽然と姿を消した白咲。仲島は手掛かりを求め、青山、加藤と共に白咲の親友・矢野のもとを訪れる。そこで明かされる衝撃の事実――。「仲島くん、花の幼なじみなんでしょ?」幼き日の記憶の断片に、確かに白咲の面影を持つ少女がいた。その邂逅に、仲島がいじめっ子に選ばれた秘密が隠されている。――いざ、始まりの地へ。異色の物語は、ついに終焉を迎える。
いじめというテーマをセンシティブに扱っている要素もあるけれど、物語の本質は完全にホラー。テイストとしては「外れたみんなの頭のネジ」に近い。ただ、非現実的な存在を出しているわけではなく、現実世界で実現可能なギリギリのラインでありえない状況が描かれているので、純粋なホラー作品よりも没入感がある。残虐表現もけっこうあるので万人にはオススメできないけど、サイコスリラー系の作品が好きな方なら手にとってみて頂きたい。 ところで、私は最初Yahoo!ニュースで見かけてこの作品を知ったのですが、記事が完全に1話のネタバレを含む内容。調べてみると講談社の公式ページのあらすじも同様のネタバレありの模様(マンバのあらすじはそちらからの引用)。 えっ、1話で読者を惹きつけるためのこの仕掛けなんじゃないの?その証拠にマガポケのあらすじはちゃんとネタバレなしだぞ!「無能なナナ」のことをもう忘れたのか! ということで興味を持った方は最低でも1話はあらすじを読まずに読んでください。 1巻まで読了