田渕 由美子(たぶち ゆみこ、1954年11月26日 - )は、少女漫画家。主に1970年代から1985年頃までの期間に活躍した、少女漫画誌『りぼん』の看板作家の一人。その後は小説や雑誌のイラストなど以外は作品の発表が無かったが、1995年以降、女性誌を中心に漫画家としての活動を再開している。
田渕由美子のコミックス未収録作品が電子版で完全復活。女と男の究極の愛のカタチが描かれた表題作「恋愛小説」前・後編。結婚前の揺れる想いに共感必至の「レーズン」。恋愛の奥深さ、面白さが直に伝わる、レジェンド作家集大成の一冊。
田渕由美子、最後のコミックス! 私は可愛い。だから風俗の仕事で結構稼げてる。そこは親に感謝なのだけど、当の親からは―。表題作『地上の楽園』を含むコミックス未収録7作品+オフィスユーの表紙を飾ったカラーイラストも。最後のコミックスに散りばめられた、田渕由美子の世界。あとがき/田渕由美子
大学入学の直前、両親を事故で亡くした雑賀ゆき。引っ越しの際、バイトとして来たちょっと変わった男・実重朗と出会う。 同じ大学に通っていることを知り、朗に惹かれるゆきだったが、ある日を境に2人の関係はこじれてしまい…。 表題作「あのころの風景」ほか、甘酸っぱい青春恋愛ストーリー全4話収録!
「理沙といる限りあたし誰からも愛されへん気がするねん」 美人でモテモテ、物事をはっきりいう親友の一の宮理沙に嫉妬する自分が嫌で、避けるように陸上部に入部した綴喜領子。 部内の十文字道高に憧れているが、理沙と親しげなことが気になってしまい自分に自信が持てない。 一方、陸上部内の成川は十文字への好意に気づきながらも領子のことが好きで…。 それぞれの不器用でもどかしい思いが行き交う青春ラプソディー。
アンチエイジングに励む37歳の少女小説家・黒田笑が気になるのは11歳下のイケメン編集者の本沢透彦。 お互い惹かれあっていることに気づかず、どうもかみ合わない二人。若いライバルに負けるなと親友カナコにも励まされ敢闘する笑の恋の結果はいかに…? オトナ女性が共感できるセリフが散りばめられた表題作「オトメの悩み」の他、同窓会へようこそ」、「新鮮オバサン市場」を収録。
不意の出会いでクロッカスの鉢植えを割ってしまったふみと聡介。お詫びのクロッカスを持って訪れた聡介はふみの実家が経営するカフェに通うようになる。ある日きれいな女性と二人で訪れた聡介をみたふみは、自分の恋心を封印する決意をするが…。 表題作「クロッカス咲いたら」のほか、少女マンガの原点とも言える瑞々しいロマンチック作品を5作収録!
「男の人っていちどに複数の女性を愛せるものなの?」 大学卒業の前にずっと好きだった幼馴染の松本高哉と付き合うことになった遠山玻瑠子。 卒業を機に玻瑠子は出版社に就職、高哉はアメリカに留学するため遠距離恋愛に。玻瑠子は仕事で充実した日々を送る一方で、高哉からの連絡は次第に少なくなり不安を募らせる。 さらには高校時代の同級生で美人の秋葉杏子もアメリカにいるという噂を聞き…。 大人の愛のかたちはいつもハートとは限らない!?
オットセイに似ている夫と、中学生の息子、娘と暮らす著者の日常を描いたファミリーエッセイ。 息子うろ太は家に居る時間の大半をベッドかフトンで過ごし、読書やゲーム、そしてごくたまに勉強をする。娘のか子は慎ましやかな見た目の反面いたずら好き。愛犬チバも加わり田渕家はいつもてんやわんや。 日常あるあると母のチュー坊ふたりに注ぐ愛情がたっぷりつまった微笑ましい傑作!
川口藤奈はE組の委員長で成績もトップで同級生からも一目置かれている存在だが、実は同じクラスの藤田柾巳にこっそり片思いしている。 柾巳には美人の幼なじみである遠藤茗子もいて穏やかでない藤奈は、柾巳と顔を合わせると不器用でいつも素直になれず、皮肉ばかり口から出してしまう。ある日、突然の柾巳の転校を知り、戸惑う藤奈だが…。 恋をしても素直になれない女の子の甘酸っぱいエピソード満載!!
東京・丸の内のオフィスビルに勤め、一流が好き、付き合う男も超一流――。 3年前まで怖いもの知らずで派手な日々を謳歌していた南野アザミは、恋人の裏切りをきっかけに郊外の小さな会計事務所に勤務し、地味な生活を送っていた。 年下の同僚・小松川に好意を寄せられるが、過去の自分と過去の恋をまだ振り切ることができず…。 アラサー女子の心に澱のように滞る、忘れられない恋からの旅立ちを描いた表題作「NO・ブランド」ほか、大人の恋に効く4作品を収録!