いくえみ漫画でどれおすすめかって聞かれたら自分的にはこれを一番におすすめする。 本棚に全巻あって定期的に読み返してる漫画。 個別の話なのに、全部読むと一つの話、一つの時間軸になってる、こういう描き方される作家は天才だと思う。 これもそんな感じ。 バラバラの話だけど実は繋がってる感じ。 主人公の為に脇役が存在してるわけじゃなく、それぞれが各々の人生を生きている。少女漫画としても漫画としても完成度が高いのではないかと思う。 一巻のカンナ編を読んだ時に泣いて、しばらく経った今読んでもやっぱり泣いたので、泣ける名作としても推したい。
前情報ほとんどなしで読んでみたところ、この漫画やけに斉藤和義出してくるな…と思ってたら、映画化ありきの作品だったんですね!笑 短編集なのかと思って読み進めるうち、登場人物が少しずつ繋がってることがわかるオムニバス形式?の漫画です。 結婚とか夫婦にまつわる話が多いです。 電話でしか繋がってなかった人が実は…という話がとくに面白かったです。 なんてことない、見過ごすような出来事を、自分で意味のある出会いに持っていくというか、将来「あの時出会ってよかった」と思えればそれは劇的な出会いなんだというようなセリフが印象的でした。 悪い意味でなく、この感じ映画でやりそ〜と思いました。
※ネタバレを含むクチコミです。
いくえみ綾先生が描く登場人物は本当に魅力的ですね。 友情の亀裂とか母親との確執とか、扱ってるテーマは普遍的だけど、切なくて詩的でした。 最後のコマで泣いてしまいます。
こういうゆったりした夜の群像劇みたいなものを心地よくかけるのはすごい。 そう、心地よいです。雰囲気が! ザ、恋愛!みたいなものよりも遊びがたくさんある方が好きだったりします。 主人公がバーをやることになった経緯が素敵だし、ショートカット女子が可愛い。いくえみ男子もいいけどいくえみ女子も好きです。 こういう陽気なバーテンダーがいるカウンターで飲んでみたいものです、、、
作画とかキャラはいくえみ男子…でも読んだら伊坂幸太郎!確かに繋ぎ方とか起承転結が伊坂幸太郎です! いくえみ綾の恋愛話、とても人間の繊細なとこ書かれてて好きです。 伊坂幸太郎の全部伏線回収して最後で繋げるあの気持ちよさたまりません。 両方が合わさるとこうなるのか…とちょっと感動。
いくえみ綾特有の一人主人公じゃなくどんどん次の人にフォーカスが当たっていく。しかも同時進行で。メインとなる家族のもやもやや恋愛感情を描いていって最終的に全員の話になる。あったかい気持ちになる、ホームシックな時に読むと多分泣く…
教師と生徒物の少女漫画の中ではけっこう王道なストーリーですが、なにより心理描写が繊細で登場人物の一人一人に愛を感じます。 服もおしゃれで読んでて楽しいです。
しましょう。
いくえみ漫画でどれおすすめかって聞かれたら自分的にはこれを一番におすすめする。 本棚に全巻あって定期的に読み返してる漫画。 個別の話なのに、全部読むと一つの話、一つの時間軸になってる、こういう描き方される作家は天才だと思う。 これもそんな感じ。 バラバラの話だけど実は繋がってる感じ。 主人公の為に脇役が存在してるわけじゃなく、それぞれが各々の人生を生きている。少女漫画としても漫画としても完成度が高いのではないかと思う。 一巻のカンナ編を読んだ時に泣いて、しばらく経った今読んでもやっぱり泣いたので、泣ける名作としても推したい。