子どもいらない宣言をしていた人が妊娠した。 子どもがいる楽しい人生、いなくても楽しい人生。どちらにしても夫婦で向きあって決めないといけない事があるけれど、後戻りできない一歩をなかなか踏みだせずにいる主人公。 年齢的なことを考えれば、ある程度の決断や計画は、もう後回しにできない。 夜中のカップラーメン(+ご飯)を愛する夫婦生活に不満はないけれど、夫は子供に関して危機感もなく他人事のよう。 仕事もやり甲斐があって、子供に対して慎重になってしまうのは当たり前の環境だと思う。 だからこそ「一歩ずつ」が大事になってくるような気がする。 子どもが欲しいという明確な希望がなくても、いる人生といない人生を天秤にかけて悩んでいる人は多いと思うので、そういう人たちの背中を押すような話になるのか、ねむようこ先生待望の新連載!続きを楽しみにしています。
家事が全くできない元珍走団の女・小麦による嫁入りドタバタ奮闘記だったのがいつのまにか義弟とのラブコメに発展していて、そんな不思議な取り合わせのダブル主人公な漫画です。 さすがの実力派ねむようこ先生、わかりあえなかったり時々わかりあえたりする感情(人情)のやりとりを、とても理性的に描いていて非常に好感です。身もふたもない言い方をしてしまうとヘイトコントロールが上手い。キャラにぶっ飛んだ行動をとらせるときは、その分読者にその人を好きにさせる魅力をふんだんに盛る。その積み重ねでとても良い読後感を得られました。
ねむようこのちょっとダーク寄りでポップな短編集。デビュー作のナイトフルーツの衝撃たるや。まぁこんな作品を新人がいきなり描いてきたらビックリするよな、という内容。かなりダークなのにギャグテイスト。 個人的には『流行性感冒』が好き。割り切っているようなのは、自分のことを分かりきれていないから。気がついた時の女の子の動揺、どうしようもなさが上手い。これも良い短編集
ねむようこの短編集。どの短編も完成度が高いが、とりわけ表題作が素晴らしい。少女特有の繊細な感受性と、ガサツな動作がみずみずしく描写されている。特に男の子に張ってもらった太ももの絆創膏を確認する場面はたまらない。この動きからはなんだか、この少女のリアリティを感じる。グッと物語に引き込まれるシーンだ。物語としての完成度も高く。面白い。ぜひ読んでみてほしい
めっちゃ面白かった。 ねむようこ作品はキャラにすごい惹き込まれることが多いんだけど、この作品もまさにそれ。なんというかただのキャラクターじゃなくて、本当にこういう世界が存在していて、生きているんじゃないかって信じられる。 主人公のフタバの真面目なのにどこかちゃっかりしてて、でもそんな自分に嫌悪感を覚えたり、冷蔵庫にバレンタインの余りのチョコを見つけて無邪気に喜んじゃったり、漫画に対する情熱を持ちながらも怠惰でいたい気持ちもあったり、最初はこき下ろしてた秋元さんの手の中骨が気になっちゃったり。様々な感情を持ちながら、ブレながら生きているのがいい。「こういうキャラです」って一言でいえない。そういうところに強い魅力を感じる。 最後はすごい駆け足というか、時間が飛んじゃったのだけが残念だった。
かわいい顔して甘くない、ねむようこ作品の「まさに」って部分だと思う。女の子は本当に可愛らしいんだけど、ただ可愛いだけじゃない。綺麗な薔薇にはトゲがあるってのとも違ってて、なんというかリアル。感情の揺れ動きとか、執着とか、あるいは無関心とか。どれもなんだかホントっぽい。そこが楽しくて、ちょっと怖い。そんな物語が宝箱のように詰まっている。 ねむようこの本領発揮って感じのとても良い短編集だと思う。
仕事にも恋にもがんばるももちゃんがとてもかわいくておもしろくて続きが気になるマンガです
※ネタバレを含むクチコミです。
うわーーーーん よい 堂本さんどこ
子どもいらない宣言をしていた人が妊娠した。 子どもがいる楽しい人生、いなくても楽しい人生。どちらにしても夫婦で向きあって決めないといけない事があるけれど、後戻りできない一歩をなかなか踏みだせずにいる主人公。 年齢的なことを考えれば、ある程度の決断や計画は、もう後回しにできない。 夜中のカップラーメン(+ご飯)を愛する夫婦生活に不満はないけれど、夫は子供に関して危機感もなく他人事のよう。 仕事もやり甲斐があって、子供に対して慎重になってしまうのは当たり前の環境だと思う。 だからこそ「一歩ずつ」が大事になってくるような気がする。 子どもが欲しいという明確な希望がなくても、いる人生といない人生を天秤にかけて悩んでいる人は多いと思うので、そういう人たちの背中を押すような話になるのか、ねむようこ先生待望の新連載!続きを楽しみにしています。