オスカル、アンドレ、ロザリー、アントワネット、フェルゼン、そして黒い騎士…。さまざまな人間模様が交錯する中にもう一人、オスカルの姪ル・ルー・ド・ラ・ローランシーが登場!行儀見習いのためオスカルの家に滞在することになったル・ルーだったが、馬車から姿が消えていた。ベルサイユの街でル・ルーが見つけた人形には秘密が…!?
少女漫画の歴史的名作『ベルサイユのばら』が連載終了から40年余の時を経て、ついに蘇る! アンドレ、ジェローデル、フェルゼン、アラン…オスカルを巡る人々のその後や、知られざる過去を描いた新作エピソード4編を収録。美麗カラー24P付きの豪華仕様!
18世紀末、内政の乱れと列強の政治的野心を前に、混乱の続く平原の国・ポーランド。王弟の息子として生まれたユーゼフは、成長するに従い、大国の思惑で右往左往する祖国に疑問を感じはじめる。大国によって国土を分割された祖国の誇りをとりもどすため、誰よりも祖国を愛していた父の思いを受け継いだユーゼフの戦いが始まる。
元伯爵・麓(ふもと)家の令嬢として、華美な環境の中で育ってきた12歳の少女妖子(あやこ)。ふとしたことで、主治医である尾形博士によって、妖子は麓家の実子ではないと判明した。実は、妖子の実母である津本トキは、死刑囚でありながら彼女を一般病院で出産し、世の中への復讐として我が子と麓家の子をすり替えたのだった。やがて、麓家の本当の子であるかおりが実家に来て、妖子は麓家の邪魔者扱いされるようになる。それを感じて妖子は、荒々しく悲しい本能が呼び起されていく!
東京都文京区の麟祥院には一人の女性が眠っている。彼女の名は斉藤福。徳川家光の乳母で、春日局の事である。明智光秀の重臣・斉藤利三の娘に生まれ、不自由のない暮らしをおくる福だったが、本能寺の変、それに続く山崎の戦いの明智勢の敗北により、福は各地を流浪することとなる。戦国の世を生き抜き、揺籃期の徳川家大奥で並ぶ者なき権勢を誇ることになる一人の女の生涯を追った、一代記。
『ベルサイユのばら』でおなじみの少女漫画の巨匠・池田理代子が、フランスの英雄・ナポレオン・ボナパルトの生涯を描きあげた歴史大作。コルシカ島出身の若き砲兵将校・ナポレオンは、国内軍総司令官のバラスから、王党派による叛乱を鎮圧する作戦の全権を与えられる。そして、首都パリの市街で砲撃戦を繰り広げて叛乱軍を打ちのめしたナポレオンは、その功績を認められて国内軍最高司令官へと昇進する。その後、ナポレオンは美しき未亡人・ジョセフィーヌと出逢い……!?