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妖子(1)
元伯爵・麓(ふもと)家の令嬢として、華美な環境の中で育ってきた12歳の少女妖子(あやこ)。ふとしたことで、主治医である尾形博士によって、妖子は麓家の実子ではないと判明した。実は、妖子の実母である津本トキは、死刑囚でありながら彼女を一般病院で出産し、世の中への復讐として我が子と麓家の子をすり替えたのだった。やがて、麓家の本当の子であるかおりが実家に来て、妖子は麓家の邪魔者扱いされるようになる。それを感じて妖子は、荒々しく悲しい本能が呼び起されていく!
妖子(2)
元伯爵・麓(ふもと)家の令嬢妖子(あやこ)は、両親が自分達の本当の子供ではないと気付いた時から、疎んじられるようになった。そんな折、実子かおりが家に戻ってきたのだが、妖子によって巧妙に殺される。魔性を呼び醒ました妖子。その体に流れる血――死刑囚の子であるという出生の秘密を知る受刑者が彼女の前に現れて、秘密を公にすると恫喝する。夢のような暮らしぶりを奪われることを恐れた妖子は……。欲望に取りつかれた魔性の少女の物語、完結。