・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 昔3巻くらいまで読んで完結したら読もうと思っていたので今回一気に読んでみた。ここ数年の漫画業界の流れもありつつ、編集者とは、漫画家とはというのがなんとなく理解できた。 ・特に好きなところは? 興都館の社長のエピソード。本編とは大きく関連するわけでもないが一番記憶に残った ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! おそらく色々な元ネタがありそうなのでその辺を想像しながら読むのも面白いとは思いますが、その辺を全く気にせずマンガ業界マンガとして読むのが良いと思います。
ドラマをみましたが漫画は、表紙だけ見てほのぼのブログものだと勝手に勘違いしていました。 こんなに胸に刺さる漫画だったとは! 心に刺さる、勉強になる、また明日から頑張ろうと思える漫画です。 あとすごいのは、登場人物の感情に対して共感できるところ。仕事を頑張っている人には特に読んでほしいです!! 読んで登場人物の熱意が伝染して、また頑張ろうと思ってほしい!! とても素敵な作品です。
タイトルの「スラム団地」は「スラムダンク」を文字っていたんだ! 口コミを書くために検索して、初めて気づきました。 様々な人たちが住む70年代の団地(戸建住宅の集まりでなく、マンションの集まりのほう)の話とはいえ、なんでスラム?と思っていたら、なるほど〜。 本作は、作者さんが子供時代に過ごした、1970年代のとりとめのない話が綴られています。 引っ越してきた日から始まり、公園やクラスメイト、移動販売などなど。いわゆるエッセイ漫画です。 ちなみに、1970年代というのは「ちびまる子ちゃん」と同じくらいの年代のようですが、放つ様相がまったく違います。 ノリの違いでしょうか。 そして、私の子供時代と年代は異なるのに、こちらの漫画に描かれていることで、身に覚えがある内容がときどきあります。田舎で育ったからでしょうか。 いやはや、不思議なもので。
「編集王(作画・土田世紀先生)が好きだったので、 同じく漫画編集部を舞台にした漫画と知って読んでみた。 とても面白かった。 編集王が読者の心に男臭さで切り込んでくる漫画ならば 重版出来!は読者の心を人間臭さで包み込んでくるような 漫画だと感じた。 編集王が1990年代の漫画で重版出来!が2010年代だから 当然なのだが、同じ漫画編集部漫画であってもかなり異なる 世界を描くことにはなっている。 重版出来!には当然SNSとか電子書籍とか出てくるわけで。 それだけ漫画を取り巻く環境は変わり、多様化したと言える。 それは結論が一つ、という世界ではなく、 人それぞれに結論がある、という世界のようにも感じる。 編集王は、数話ごとに話を区切りながらの連載の仕方ながら なんだかんだといっても区切りごとに土田世紀先生が 先生なりの「俺はこう思う」という感じの結論を ドーンッとぶつけてくるラストが多いと感じた。 重版出来!は、わりと「皆さんはどう思いますか」 みたいな区切りが多いように感じた。 それはこういった時代の変化に即した結果の違いなのかもしれない。 だがそれはそれで考えさせられる凄く後味のいい区切り方に感じた。 それと単なる偶然かもしれないが 編集王の主人公のカンパチが元ボクサーで、 重版出来!の主人公が元柔道選手という設定で、 なんか漫画編集の世界ってアスリート視点での 見方や感じ方が、インドアの典型みたいな漫画家との対比で 物語として面白くなるのだろうか、などとフと思った。 時代が変わっても、その辺は変わらないのかな、と。
歴史ミステリー作家の鞠手ノ公路綾(ペンネーム)は学生時代から美人で有名だったけど片思いしていた家庭教師の男とトラブルが起きてから恋愛を避けるように仕事と趣味(戦国・江戸オタク)に生きていた。しかし自分の小説の挿絵を描いている林稲造と出版社のパーティーで対面してから綾の運命が変わる。名前と絵柄のようにシブい爺さんが現れると思ったら稲造は超絶イケメンだったのだ。趣味も合うし会話も弾むけど過去のトラウマから「レタスバーガーください」のノリで「付き合ってください」って言われても信用できない。でも言いながら緊張して震えてるのを見つけて気づいたら「OK」をしていた…!他人からすればただの美男美女カップルなんですが恋愛に奥手だったり好みがシブかったり、綾の妹が心配しながら見守るスタイルで描かれてるのが面白いです。ユニークなキャラクターもどんどん登場するので飽きません。会社で厄介なオヤジ扱いをされていたけどサファリパークで人間の身代わりになったマルチーズの話に涙してから女子社員のアイドルになったお父さんのキャラが地味に好きでした。
読んでいて何度も熱いものが込み上げてきて「うっ…泣いちまうぜ…!」と思いました。 1話完結ですが主人公それぞれが名作少女漫画を愛読しているという共通の設定があります。オスカルに憧れる派遣OLさん、姫川亜弓に共感している女性アナウンサーさん…などなど、漫画の世界に憧れる彼女達に共感しない訳がありません!自分もその作品を好きなら尚更です! ちなみに最終話だけはちょっと違います。これだけは売れない少女漫画家を主人公にした「少女漫画とは何か?」がテーマの漫画家マンガになっています。重版出来!の五百旗頭さんも登場するマジで胸熱な話です!私自身も自分にとって少女漫画はどういう存在なのかモヤモヤしていたのですがスッキリしました。
芥川の生涯について調べてみると義兄が鉄道自殺したのと同じ年に自分も服毒自殺をしているので、漫画には描かれていませんがこの後すぐに亡くなっていることになります。そう考えるとラストシーンの深さがより増しますね。直接的に死を描かない演出がかっこいいです。 妻の文ちゃんに書いた甘々なラブレターが有名ですが、幸せな家庭生活ではなかったようです。芥川はどんなおべんちゃらでも言えてしまうような浅はかな人でもありますが、美しければ話に筋はいらないという言葉には痺れました。あとがきで20年前から描きたいと思っていたと語られてましたが、松田先生がそれほど心酔する魅力が分かったような気がします。
2002年Vanillaに掲載された短編「大門パラダイス」と、2006年のFEEL YOUNGに掲載された短編「雪月花」を1冊にまとめた単行本。 タイトルは、それぞれの作品内容から新たに付けられたようだ。 どちらの作品も時代性をしっかりと捉えていて、大正の花魁と明治をまっすぐに生きた女性たちを、それぞれ見事に描ききっている。この二作品が一つの本となったことでより完成度が高くなったように感じる。
> 「マンガ」は、漫画家だけのものじゃない。編集者、営業、宣伝、製版、印刷、デザイナー、取次、書店員…。数えきれないマンガの裏方たちのリレーで、読者の手に届くもの。そう、裏方の熱き想いがあるからこそ「マンガは売れる」んです!マンガに関わる一人ひとりの人間ドラマをぐいっと描く本作、全ての仕事人へのエール漫画です!!! 全然きいたことなかったけど、こういうストーリー割りと好きだ。早速読んでみてる。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 昔3巻くらいまで読んで完結したら読もうと思っていたので今回一気に読んでみた。ここ数年の漫画業界の流れもありつつ、編集者とは、漫画家とはというのがなんとなく理解できた。 ・特に好きなところは? 興都館の社長のエピソード。本編とは大きく関連するわけでもないが一番記憶に残った ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! おそらく色々な元ネタがありそうなのでその辺を想像しながら読むのも面白いとは思いますが、その辺を全く気にせずマンガ業界マンガとして読むのが良いと思います。