3人の自殺志願者が集まった廃寺。 そこに、突然現れた男・レイジは祖父の遺言でその廃寺の地下にあるものをみつける。 それは、旧日本軍が隠していたという大量の覚醒剤。 しかも、かなり高品質なもの。 人生に絶望し失うものは何もない3人は、これを売って人生に再起をかけるという展開。 クスリで成り上がる系の話、最近増えてますよね。 「銭麻」とか「東京カンナビス特区 大麻王と呼ばれた男」とか。 この手の裏社会系ジャンル好きなので本作も、ドンズバでした。 この手の話はとにかく反社的な人間と駆け引きしたり、追われたりする展開がメインなのですが、本作は際立ってスリリングかつ展開が速いのが特徴だと思う。 読んでてたえずヒヤヒヤするし、やばい奴がでれば次の瞬間出会って抗争に発展するし。 あまり休む間もなく、どんどん繰り出してくるので、読んでて飽きない&緊張感がよいです。 暴力表現とか、結構、クズな親とか目を覆いたくなる描写も多いので、その点は注意が必要ですが、ハマればハマルと思います。
人間模様に重心が移ってきて、リアリティはなくなってきましたが逆にドラマとして面白み増しています。っつかリアリティあるのかないのかわかりませんな。実態を知らないので。半グレ世界もリアルにこんな感じなのかも。マコトがいっそう強く優しくなっていく。続きが楽しみです。
最初は一般人が裏社会に巻き込まれていく様子が描かれており、マイホームヒーローでも感じたような恐怖がありましたが、2巻あたりで割とすぐワル対ワルの構図となり、安心(?)して楽しめました。ハラハラ感はずっと続いて面白い。それにしても、気合と頭脳で着実に出世していく主人公マコトが、なぜ就活うまく行かなかったか謎。 彼なら普通の会社でも絶対仕事できたと思う。 登場人物は全員犯罪者なんだけど、それぞれに背景があり、信念があり、カッコいいなって思てしまう魅力があります。
※ネタバレを含むクチコミです。
刑務所生活は様々なマンガで描かれていますが、その中でも最もかわいく、しかしリアルでミニマムな事柄まで女囚の実態を面白おかしく描写しているのはこの作品でしょう。 独居房から雑居房に転房になった主人公うらら(罪状:大麻取締法違反)を中心に、目つきが悪く不器用だけど面倒見のいいひまり(罪状:業務上横領罪、スタイル抜群の美人な姉御・柚木(罪状:傷害罪)、大人しくてミステリアスな敬語キャラ・華(罪状:不明)のかわいい4人組が送る刑務所生活が描かれます。 日々の大きな楽しみである入浴時、お湯に浸かる際には外に手を出していないといけない理由であったり、獄中生活に大きな危険を及ぼす水虫にどう対処しているかなど、初めて知ることも多く興味が尽きませんでした。 幕間のコラムでは監修者の実体験が更に詳しく書かれており、コミュ障で集団生活が苦手という方の視点から語られる獄中生活は新鮮でとても面白かったです。 アングラに精通した草下シンヤさんも監修に入っているので、見た目に反したガチさは折紙つき。 「この世で最も聖地巡礼をオススメできない萌え漫画」という、usagiさんの帯コメントも大好きです。 彼女たちが一緒にいる時間は短い期限付きですが、ずっと眺めていたくなる魅力があります。
お野菜(○麻)の所持で捕まっちゃった主人公が雑居房で楽しい仲間たちと一緒にムショ暮らしするゆるふわ可愛いコメディですが、監修はガチな人がやってるのでちょうどいい温度で女囚刑務所のことが学べます。お風呂シーンとか女の子達がキャッキャッしてるシーンはただただ普通に可愛い〜のですが、ふと「ここはシャバじゃないんだ…」とハッとさせられる瞬間があります。特に単行本で読むと各話の間に取材協力者の雨宮さんのコラムが載ってるのですが、この元・受刑者の雨宮さんが教えてくれるリアルな女囚刑務所の事情を読むと「やっぱり自由って最高だな!」って思いました。いわゆる臭い飯と呼ばれる刑務所のご飯ですが、みんなで食べると美味しく感じるのはここでも同じだそうです。献立には袋入りのきな粉がよく出てくるらしいですが、ご飯にかけたり、味噌汁に入れたり、それぞれで美味しい食べ方を見つけてるのがちょっと楽しそうでした。なんかクセになる面白さがあるので2巻も早く読みたいです!
いわゆる裏社会漫画。 50社以上うけてどこにも内定がもらえず、半グレ集団が経営する会社に就職してしまった主人公の話。 半グレ集団だけに社長も気合が入っており、会社の金を横領して秒で失踪。 半グレ集団のボスに、なぜか才能を見いだされた主人公は、代わりに社長にならないかと打診され・・・という展開。 こうやって一般人が、裏の世界にズブズブとハマっていく感じが、 同じく一般人である読者の自分は、ハラハラしますね。 特に、主人公は女手一つで育ててくれたという貧しい家庭環境も相まって、選択肢が狭まっていることも共感できます。 悪いとわかっていても、これしかできないのです。 半グレ集団というと、イカツイ人をイメージしてしまいますが、 半グレ集団のボス乙矢(おとや)は、シュッとしたイケメンで、インテリっぽさがが底知れない雰囲気を醸して良いです。 主人公とどういう関係になっていくのか。 また、この社会に後から入ってきた主人公がどう立ち居振る舞っていくのか。 今後が楽しみです。
まじめな真がどんどん濁流にのみこまれてゆく!! 暴力ではなく、頭脳で切り抜けていく感じはするが、今まで見たこともない世界に飛び込まざるを得なくなったのは、やはり必要な保証がない日本の法律。このまま、まじめなものがバカを見る世界で良いのだろうか? こっち側の人間だとオーナーの乙矢に言われ、社長にならないかと誘いを受け、動揺する真。 そんな折、不幸にも母親がくも膜下出血で倒れる。 父親が過労死した後、女手一つでパートで切り盛りしながら育ててくれた母親。入院費、生活費、ローンの支払いと出費がかさむ中、このままでは、どうにもならないと社長になることを決断。 こっち側の世界に入るのは、本当にちょっとしたきっかけだったりするが、確実に抜けられなくなる。 1巻のみ読みました。
舞台は都立文永高校の麻雀部。 高校生プロ雀士である白鳥正宗は、後輩の一色麗花の打ち方を見て彼女がかなりの実力者だと感じていて、部活で麻雀を打っている最中も彼女のプレーの意図や思考について色々と尋ねてきます。 しかし、一色さんの麻雀の実力は白鳥が思うほど高いわけではありません。 というのも、彼女はテレビ対局で見た白鳥に憧れて麻雀を始め、プロの対局から学んだ麻雀中の所作は上級者そのものなのですが、肝心の麻雀のほうはまだまだ練習不足。 そのため、白鳥先輩の質問に対しても、本当は偶然いい結果が出ただけなのに、あたかも自分が意図して打牌したような"うまぶり"の答え方をしてしまいます。 この作品はそんな"うまぶり"で必死に自分の実力を隠しつつ、白鳥先輩に興味を持ってもらおうとする一色さんを描くラブコメ作品です。 高校生プロ雀士である白鳥先輩の麻雀に対する思考は非常に深く、一見違和感のある一色さんの打牌に対しても合理的な理屈を見つけてきます。 なので作中の麻雀の描写はラブコメマンガとは思えないほど高度なものになっています。 しかし一色さんは白鳥先輩が考えるような高度な思考ができておらず、いろいろ考えているフリをしてなんとか"うまぶろう"とします。 この「偶然起こった展開をさも自分の意図したものだと振る舞う」という表現はマインドスポーツの中でも偶然の要素の強い麻雀ならではのもので、一色さんの実力を過大評価する白鳥先輩と"うまぶる"ことでなんとかごまかそうとする一色さんの様子を2人の関係性として見事にラブコメに昇華している作品です。 この作品は これまでの麻雀マンガで表現されていた高度な戦術論をラブコメという形に落とし込んだ、まさに"ハイブリッドな作品"と言えるのではないでしょうか。 1巻まで読了
3人の自殺志願者が集まった廃寺。 そこに、突然現れた男・レイジは祖父の遺言でその廃寺の地下にあるものをみつける。 それは、旧日本軍が隠していたという大量の覚醒剤。 しかも、かなり高品質なもの。 人生に絶望し失うものは何もない3人は、これを売って人生に再起をかけるという展開。 クスリで成り上がる系の話、最近増えてますよね。 「銭麻」とか「東京カンナビス特区 大麻王と呼ばれた男」とか。 この手の裏社会系ジャンル好きなので本作も、ドンズバでした。 この手の話はとにかく反社的な人間と駆け引きしたり、追われたりする展開がメインなのですが、本作は際立ってスリリングかつ展開が速いのが特徴だと思う。 読んでてたえずヒヤヒヤするし、やばい奴がでれば次の瞬間出会って抗争に発展するし。 あまり休む間もなく、どんどん繰り出してくるので、読んでて飽きない&緊張感がよいです。 暴力表現とか、結構、クズな親とか目を覆いたくなる描写も多いので、その点は注意が必要ですが、ハマればハマルと思います。