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帯の「泣ける!!!」という煽りで、いまいち読む気が起きなかった作品でしたが、フラットな気持ちで読んでみた所…アラ、とても良い漫画でした。ほっこりとした空気感で、統一感のある柔らかなタッチが特徴的。おばあちゃんを中心に、芸術・工芸に通じた人達の交流から始まり、現在→過去→現在とお話が展開していきます。 過去編では戦時中のエピソードが出てきます。今のおばあちゃん世代は戦中または戦後間もない生まれなので、さらにそのお母さんのエピソード、という形になります。もはや今の時代のおばあちゃんも戦争体験世代ではないという時代なんですよね。なので回想の中では、本当の戦時中はもっと厳しかったんじゃないか?と思う部分もありましたが、それでも誠実に描かれている印象を受けました。ただ、過去編から現在へ切り替わる表現がちょっとわかりにくかったですね。 悲しい出来事もあるものの、読んでいて温かい気持ちになれる作品です。特に、のどかな田舎の描写は素晴らしいと思いました。
※ネタバレを含むクチコミです。
癒やされます。 特に、コロナ禍の今、見失いがちな、人な優しさ、繋がり、支え合い、思いやり、人としての大切なものが、溢れている作品です。 絵もふわふわ優しく、乾いた心に優しく染み込んできます。 都会でギスギスした人間関係に疲れている人は是非読んでください。 心が、ほんわりします。 かふぇに飾られている素敵な絵の秘密も描かれています。
岡山県倉敷市を舞台に描かれる、心温まる作品です。 元々は問屋だった古民家を使い、1Fはカフェで2Fがギャラリーになっているギャラリーカフェを営むおばあちゃんの友恵を中心とした物語です。 『ねことじいちゃん』のねこまきさんによる作品なので、やはりかわいい猫が本作にも登場します。 看板猫の茶々や、娘や孫と共にいつもの日常の中での少し特別な穏やかな時間を過ごしている姿には、読んでいて心が解きほぐされていくのを感じるほどの癒し効果があります。とにかく絵柄から優しさが溢れ出ていて、特にフルカラーのページは読んでいて幸せな気持ちになります。 ただ、中盤からは「ひまわりの秘密」というサブタイトルに迫る回想パートが始まり、ギャラリーカフェでの日常から、戦時中のお話へと移っていきます。 2020年になると、第二次世界大戦の描き方もこうなるのだなぁと感じ入りました。 そんな時代を経て現代に戻った時、ギャラリーカフェで屈託なく笑い合える日々がどれほどかけがえのないものであるかを再認識させられます。 それまで何気なく素通りしてきたもの、それを振り返ると大きな意味があり、そこには人の強い想いや願いが込められている。それに気付けるようになることが成長であり、正に人生だなぁと。
トラとミケはもちろん、ほかの登場キャラも全員めちゃめちゃかわいい~!!!表情やしぐさにいちいち悶えそうにかわいいです! 物語も心にじんわり沁みます。 むかし名古屋に住んでいたのですが、この作品に出てくる言葉も風景も、ぜんぶなつかしい!
トラとミケという老姉妹ネコのふたりと、居酒屋の常連さんたちの物語。擬人化されてますが、ちゃんとネコらしさもそこかしこにあって、可愛いんです。それでいて、物語は人生の喜怒哀楽が丁寧に描かれていて、そのギャップもあって、一層感動します。ほっこり、癒し系と評されることが多いねこまき作品ですが、よもやもよやの感動でした。
『ねことじいちゃん』のねこまきさんが描く、猫だらけの世界。名古屋メシを出す居酒屋「トラとミケ」を舞台に、トラとミケの老姉妹や常連さんたちの人生模様が擬人化されて描かれています。 人情たっぷりの世界観は、このギスギスした日常とは正反対で、ささくれだった気持ちが洗い流されていくようです。 巻数を重ねてきて、どんどん常連さんたちの過去や仕事、家族関係なども明らかになり、親しみがいっそう湧いて来ます。いつまでも続いて欲しい漫画の一つです。
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