岡山県倉敷市を舞台に描かれる、心温まる作品です。

元々は問屋だった古民家を使い、1Fはカフェで2Fがギャラリーになっているギャラリーカフェを営むおばあちゃんの友恵を中心とした物語です。

ねことじいちゃん』のねこまきさんによる作品なので、やはりかわいい猫が本作にも登場します。

看板猫の茶々や、娘や孫と共にいつもの日常の中での少し特別な穏やかな時間を過ごしている姿には、読んでいて心が解きほぐされていくのを感じるほどの癒し効果があります。とにかく絵柄から優しさが溢れ出ていて、特にフルカラーのページは読んでいて幸せな気持ちになります。

ただ、中盤からは「ひまわりの秘密」というサブタイトルに迫る回想パートが始まり、ギャラリーカフェでの日常から、戦時中のお話へと移っていきます。

2020年になると、第二次世界大戦の描き方もこうなるのだなぁと感じ入りました。

そんな時代を経て現代に戻った時、ギャラリーカフェで屈託なく笑い合える日々がどれほどかけがえのないものであるかを再認識させられます。

それまで何気なく素通りしてきたもの、それを振り返ると大きな意味があり、そこには人の強い想いや願いが込められている。それに気付けるようになることが成長であり、正に人生だなぁと。

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20歳JKの甘い受難 #1巻応援

Re:blue
兎来栄寿
兎来栄寿

加瀬まつりさんの初連載作品。 中卒の工場労働者だった主人公が、缶ビール片手に高校に入学する方法を調べながら20歳で初めて高校に通い始めてJKになるという少し異色の設定ではありますが、別マ色全開のラブストーリーです。 自分が20歳で、何なら同級生よりも新卒の教師の方が年が近いという状況であるため自分から男女問わず一線を引いてしまうものの、それをどんどん突き崩されていく攻防に思わず顔が綻んでしまいます。 ヒロインの吉野さんは黒髪ロングの清楚系美人で見た目では20歳とは判らず、個人的に応援したくなる要素しかありません。加瀬まつりさんの作画が良くシンプルにかわいい上に、絆されていく場面のかわいさは尚更です。1話最後の表情とか、私服のときの表情とか最高ですね。 高校生の時分の1歳差って極めて大きいので、ましてや5歳差があると相当意識はしてしまうところではあると思いますが、半世紀少し経とうものなら75と70でほぼ誤差ですからね。末永く幸せに爆発して欲しいです。 良い少女マンガは脇役も良い法則から見ると、同じクラスで早々と友達になってくれる美山さんや小村崎さんら、友人キャラもいい感じです。個人的に好きなのは、若宮くんを追いかけて高校に入学した謎のオタク系ぽっちゃり男子。 初連載作品とは思えないほどの安定感があり、単行本発売を機に今後ますます人気が出ていきそうだなと感じます。今後も楽しみです。

シャングリ=ラ

緻密に美麗に描かれる宇宙のディストピア #1巻応援

シャングリ=ラ
兎来栄寿
兎来栄寿

『テヅコミ』にも『メトロポリス』の二次創作を寄稿していたマチュー・バブレ氏が2016年に出版したディストピアSFです。先月に邦訳版が発売され、その電子版もこの度配信され始めました。 太陽が超新星爆発を観測しようとする青年からスタートするプロローグ。そこから100万年後のお話としてストーリーが始まるスケールの壮大さにまず惹かれます。 広大無辺の宇宙空間における、ちっぽけな人間にとってはあまりにも巨大すぎる現象も含めて、美しいヴィジュアルで物語られていきます。 バンドデシネらしい緻密な画風で、ほとんどのコマが背景までみっちり描き込まれているので物語への没入感を強く高めてくれます。コロニーの中の小さなユニットでの生活が見てとれるような描写など、好きです。 「音楽は? 文学 芸術…学問は? それは無から心の奥底から立ち現れる恩寵の輝き 人間は消費のみの存在ではない」 といったセリフに見て取れる言葉選びも好きです。 とある衝撃的なシーンと、そこで爆発する感情には大きく心を動かされました。どんな遥かな未来となりテクノロジーが進歩しようとも、人の人たる所以ら変わらないのはSFらしいテーゼを感じられるところです。 反物質、ホモ・ステラリス、アニマロイドなどさまざまなSF的単語が飛び交いながら、ドラスティックに進んでいくドラマに、気付くと夢中になってページを捲っていました。 ハードで骨太なSFを楽しみたい方にお薦めです。

それでも天使のままで 【単行本版】

仄暗い底で剥がされる心と魂の瘡蓋 #1巻応援

それでも天使のままで 【単行本版】
兎来栄寿
兎来栄寿

小骨トモさんの2冊目となる短編集です。 それぞれ発表時に話題になった「リカ先輩の夢をみる」、「それでも天使のままで」、「あの嫌いなバンドはネットのおもちゃ」の短編3作に加え、今回の単行本で先行収録となる「先生のクモのイト」の4篇が収められています。 「先生のクモのイト」は、「あの嫌いなバンドはネットのおもちゃ」に連なる作品となっています。 全体的な読み味としては、1作目の『神様お願い』と同様です。表紙絵のようにベースの絵柄は丸っこくてかわいらしいのに対して、剥き出しの″人間″が顕にされる中身の鋭利さたるや。 最初の「リカ先輩の夢を見る」からして、精神的に余裕があるときでないと食らいすぎるので読む時分とコンディションは選びたい作品です。果てしなく深い共感と、そこに隣接する絶望的な感情。読みながら魂が汗をかき血涙を零します。 1篇だけでも抉られるのに、1冊を通読したときの痛痒感といったら。 心の瘡蓋をガシガシと剥ぎ取られ、傷口をグリグリと穿られるような、そしてそれが痛みだけではなく何か他の感情をも催してくるような。 同じ経験をした訳ではないのに、どこか記憶の奥底にある罪悪感を喚起され撫ぜられるような部分もあります。 鋭敏なセンスが昏い輝きをもって溢れている短編集で、ダウナーな気分に浸りたい方やそうした作品が好きな方にお薦めです。

賭龍

52枚の札が見せる虚実 #1巻応援

賭龍
兎来栄寿
兎来栄寿

現在ラスベガスで世界最大のポーカー大会であるWorld Series of Poker(WSOP)が開催中です。毎年開かれているこの大会ですが、昨今は世界的なポーカー人気も高まっておりメインイベントの参加者も年々増加し、優勝賞金は今のレートだとおよそ16億円にもなります。 かくいう私もポーカーは好きで国内最大の大会でも好成績を残しており、その内WSOPにも挑戦しに行きたいと思っています。 そんなわけで、今までに描かれたポーカーマンガはほぼすべてチェックしており、新しいポーカーマンガが出たと知って喜び勇んで1話から楽しみに読んでいました。 山本神話さんは、前作の『グレイテストアンダードッグ』にもボクシングマンガでありながら数話にわたるテキサスホールデム回があり、またそれが面白かったので、今回新たにポーカーマンガを描くと聞いてとても納得感がありました。 何しろ、山本神話さんの描くキャラには色気があり、カッコいいし、美しいし、かわいいのです。鉄火場でのアツい駆け引きを描く際にも、クールなキャラたちが興奮を高めてくれます。 ポーカーはルールを知らなくても一瞬で覚えられる上に世界共通なのが長所で麻雀と違うところですが、本作もルールは解らなくてもまったく問題ないように作られています。 極端に言えば、ポーカーの駆け引きは「嘘」か「本当」かの二択。その緊張溢れるドキドキ感を読んでいてたっぷり味わえます。 解りやすく描かれているが故に、玄人からするとプレイラインなどは物足りなく感じる部分もあるかもしれませんが、それは現役の医師が医療マンガを読んで重箱のすみをつつくようなもので、大半の読者には問題ないでしょう。 個人的には、こうした作品がどんどん増えて行って、ポーカー文化が隆盛していくことで玄人も満足できる麻雀マンガにおける『ノーマーク爆牌党』のような作品もいずれ出てくることを期待しています。 この作品でポーカーに興味を持って始めてみようという方もきっといると思いますので、将来そういう方と楽しく卓を囲めたら良いなと思います。 なお、この作品に登場するCasino Live Tokyoは実在するお店で私も行ったことがあり、手軽に聖地巡礼もできるようになっています。興味があれば足を運んでみるのも良いでしょう。

アウターQ 弱小Webマガジンの事件簿【電子単行本】

面白いWeb記事のネタを求めて #1巻応援

アウターQ 弱小Webマガジンの事件簿
兎来栄寿
兎来栄寿

先日新たに「比嘉姉妹」としてカドコミでの連載も始まった『ぼぎわんが、来る』に端を発し映画化もされた「比嘉姉妹シリーズ」の澤村伊智さんによる小説を原作として、『十五魔女の最後の旅』や『レインコートキッズ』、また『宇宙よりも遠い場所』のコミカライズも担当した宵町めめさんが漫画を担当する作品です。 本作は、面白ければ何でもありのエンタメWebマガジン「アウターQ」でライターとして活動する駆け出しライターの湾澤陸男(わんざわりくお)が主人公。「新人ライターが食わず嫌いを克服する」シリーズを書き始めて3ヶ月経った彼が、新たにさまざまなネタを追っていく物語です。 私は原作は未読なのですが、あらゆることをテーマにすることができるこの設定がまず良いなと思いました。これが探偵などであれば、行く先々で事件が起きる体質が必要になります。しかし、Webライターなら自らさまざまなところに能動的に飛び込んでいける、しかもネタのためにどんな場所にでも行く必然性もある。如何ようにでもお話を膨らませることができて、各エピソードごとに違った味わいを生みながら楽しませることも可能で何とも美味しいなと。 Case.1の「笑う露死獣」では、都市伝説の正体に迫っていくことになるのですが、暗号を次々と解読していって真相に迫っていく展開にワクワクしました。読者も解読に挑戦できるようになっているのが面白いです。また、明かされる真実にも心動かされました。 そうかと思えば、Case.2の「歌うハンバーガー」ではまた違ったテイストで魅せてくれます。ナイフとフォークで食べる大きくて美味しいハンバーガーが食べたくなりました。綾辻行人さんにも絶賛されたホラーエンターテインメントの名手としての魅力が、本作にも溢れています。 一見カタギに見えないものの中身はとても良い人な編集長の八坂さんや、先輩ライターで顔も性格も良いものの会話においては指示代名詞連発でちょっと残念さを醸し出す井手さんなど脇を固めるキャラたちも魅力的です。陸男を初め、宵町めめさんのかわいくも少し影が見え隠れする画風とも絶妙にマッチしていると感じます。 個人的に特筆すべきはCase.3の「飛ぶストーカーと叫ぶアイドル」に登場する篠原亞叉梨さん。良き黒髪ロングストレートキャラです。ファンのことを「衆生」と呼称し、浄化・昇天させ極楽浄土へ送る仏教系アイドルグループ「ぱ☆GO!陀」、推せます。金剛杵型のペンライトとか振りたいですね。 今後もバラエティ豊かな調査対象に、いろいろな感情の揺さぶられ方をしそうで楽しみです。ホラー、ミステリー、オカルトなどが好きな方にお薦めです。

N

「N」へのカウントダウン #1巻応援

N
兎来栄寿
兎来栄寿

最初は中学生男子たちの肝試し。 その次は少女の授業参観。 暇を持て余したニートや、就活が終わった大学生など1話1話は独立していてありふれた日常から始まる、オムニバス形式で描かれた作品です。しかし、その日常はある瞬間から一変していきます。 すべてのお話に共通するのは、謎の存在「N」。バラバラの物語が、「N」に収斂していきます。 第1話「A」 第2話「B」 第3話「C」 と、アルファベット順に進行しながら、 第5話「E」 の次が 第7話「G」(7とGは鏡文字、目次でもこの部分だけ反転) で、その次が 第6話「F」 という構成で、その最後には 【第14話「N」まであと7話】 という死へのカウントダウンのような予告。 更には、単行本の最後に入っているおまけの部分も背筋が凍るようなものです。こうした演出も含めて、非常に良いミステリーホラーとなっています。 罪を犯したり禁忌に触れたりする瞬間の、胸の鼓動が早まり冷や汗をかくような心地が的確に描かれており、にことがめさんの作画も話に非常にマッチしていると感じます。 果たして、Nとは何なのか。 14話で一体何が起こるのか。 急激に夏感が出てきた最近ですが、こちらで涼を取ってみてはいかがでしょうか。

うちの母は今日も大安

素敵で前向きで偉大なお母様 #1巻応援

うちの母は今日も大安
兎来栄寿
兎来栄寿

私がありまさんを認識したのは、Twitterで公開されていたこの本のChapter1 第1話にある 「アメリカで事故ってハッピーバースデーを歌ったうちの母」 でした。 アメリカのスーパーの駐車場でバックしていたら、ショートカットしようとしたおじさんと衝突してしまい烈火の如く怒鳴り散らされたものの、「It′s my birthday」というフレーズを聴き取った筆者の母君が店員さんたちと一緒にバースデーソングを歌うと途端に機嫌が良くなり謝ってくれたというほっこりエピソードです。 本書は、そんな素敵な母君様の心温まるエピソードや人生を生きる上で大切にしたいことが詰まった1冊です。 夫の仕事の都合で行った慣れないアメリカで、言葉が解らないときにどうやって英語を覚えていったのか。 介護でしんどくなってしまったときにどう対処したのか。 子どもが元気がなくて学校を休んだときにはどうしたか。 さまざまな、身近にあるシチュエーションで輝く母君の言動に読んでいて心が解れ前向きになっていきます。 バイクの免許を取ったりフルマラソンを走ったり、いくつになっても新しいことに挑戦し続ける気概や、実家での本格的な擬似縁日開催を全力で楽しむ様子を見ていると「人生の達人」と呼ぶのが相応しい気がします。 私もどちらかというと全力で物事を楽しむ方で、そこに一緒になって楽しんでくれる人が集まってくれることが多くて感謝しきりなのですが、母君様には似た気質を感じて共感します。 他方で、 「好きなものをちゃんと持っておく」 「自分の人生を生きなきゃ」 「そもそも人に謝罪と感謝を求めてはなりません」 といった言葉は、心に留め置いて大事にしておきたいものです。 ありまさんが母君様の言葉や存在によってどれだけ助けられ感謝しているかも伝わってくる内容でした。 心を前向きに持っていきたい方にお薦めです。これを読んで、人生を大安にしていきましょう。

わたしって害悪ですか?~お花畑声優厨の場合~

推し活の光と闇の相転移 #1巻応援

わたしって害悪ですか?~お花畑声優厨の場合~
兎来栄寿
兎来栄寿

推しを推す。 それは、人の営みの中でもとりわけ尊いものです。しかし、何事も過ぎたるは及ばざるがごとし。その行為や付随する感情も、行き過ぎてしまうとむしろマイナスに働いてしまうことが往々にしてあります。 本作は、新米声優・土岐野カエデ(23)を推す会社員・美花(26)の推し活の物語です。 初めてアニメで主役を得たことで、露出が増えファンも増えていくフェーズにあるカエデ。しかし、そうなると必然的にアンチの声も目立ってきます。 本作ではSNSや配信コメント、現場などにおけるアンチの描写がかなりしっかりと描かれており、非常にリアルです。美花は大好きなカエデの活動に支障が出ないよう推し活の延長線上として、そうしたアンチに対する″駆除″活動を行っていきます。ファンは原義を辿ればfunではなくfanatic。光と闇は紙一重です。 ただ正直、美花の行為自体はやり過ぎであるとしても、そこで生じるモヤモヤとした気持ちには誰かや何かを強く推した経験がある人なら大なり小なり共感できるのではないでしょうか。 また、美花のそうした行為が生じている原因のひとつに会社のブラックさがあるのは現代社会の暗部だなと感じます。他の人より仕事が早いと待遇は変わらないのに労働量が多くなるので、生産性を下げることが最適解となる矛盾。昼休みまるまる使っても愚痴を言い足りない部長。そこで溜めたストレスが、推し活での快楽をより大きいものにして依存性を高めてしまう。 そんな美花の愚痴を嫌な顔ひとつせずに聞いてくれて、推し活の応援もしてくれて、抽選にも付き合ってくれる友人のゆずちゃんのような存在は大事にすべきです。主人公が幸せになるのは難しいかもしれませんが、ゆずちゃんには幸せになって欲しい……。 推す熱量の軽さの割に美味しいポジションを確保していてモヤっとするまりんちゃんや、同担で戦友感のある蘭之介さんなど、味のあるサブキャラクターも豊富で今後も楽しみです。 推しは推しても害悪にはなるな、という反面教師的な役割を担ってくれる作品です。

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ねこかわ結婚相談所

ねこかわ結婚相談所

東京 銀座 歌舞伎座近くにある「猫川結婚相談所」の入会資格は、50歳以上の男女であること。離婚、死別、家庭や仕事の都合など様々な理由から一人で暮らす人たちが、人生の折り返し地点を過ぎ、残りの人生を新たなパートナーと歩みたいと思いこの結婚相談所を訪れる。体も心も若い頃のように軽くはない。譲れない価値観もある。気軽な気持ちで始めた婚活は早々に壁にぶつかってしまう。そんな彼らを優しくサポートするのが婚活アドバイザーの猫川えり子さんとけい子さん、そして、番猫のフクである。50歳を過ぎた彼らならではの恋愛・結婚の悩みに寄り添い、励ましてくれる。「ふたりでいきたい」切に願う男女が結婚相談所を舞台に繰り広げる物語。

ねこマンガ 在宅医たんぽぽ先生物語 さいごはおうちで

ねこマンガ 在宅医たんぽぽ先生物語 さいごはおうちで

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トラとミケ

トラとミケ

【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。心がホッコリするフルカラー“猫人情”漫画。 つらいときも、悲しいときも、何があっても、あそこに行けば、美味しい料理とお酒、そしてトラさんとミケさんの笑顔が変わらず待っている―― 名古屋にある老舗のどて煮屋「トラとミケ」。経理を担当する姉のトラと、調理と接客を担当する妹のミケが切り盛りするお店は、いつも常連さんたちの笑い声で賑やかに夜は更けていく。 ベストセラーとなっている代表作『ねことじいちゃん』が映画化、『まめねこ』がアニメ化されるなど、今もっとも注目を集める人気漫画家・ねこまきさんが描く、美味しくて楽しくて、しみじみ幸せな世界観がここに誕生! 女性セブンでの連載中から大人気を博した第1話~12話に、「ねこ画展」で大反響を呼んだ1枚絵「名古屋めし」、さらに描き下ろしを加えてフルカラーで収録。時代と共になくなりつつある昭和の風情は懐かしくて新しく、世代を超えて楽しめる一冊となっています。※この作品はカラー版です。

ねこアンソロジーコミック ねこといっしょ

ねこアンソロジーコミック ねこといっしょ

ねこまき(ミューズワーク)、宇仁田ゆみ、お肉おいしい、きくまき、水島ライカ、おたべ、simico、三本一舞、くらら、たむらあやこ、清水めりぃ、木月けいこ、アベナオミ、はしかわなおたか、小島アジコ、にごたろ、ねこ好き漫画家が大集合!もの言わぬ動物たちの体の不調やストレスなどは、飼い主が気づかないとならない。猫を飼っている漫画家たちは、猫と一緒に暮らす上でどのようなことに気をつけているのか? 保護猫など、子猫の育て方や外飼いor完全室内飼い、去勢、フードの選び方、しつけ、病気やケガ、そして老猫介護、猫のライフステージやシチュエーションでどのような選択をしたか、をコミックエッセイ+ショートコラムで紹介していく。たのしく読んで、猫たちのかわいさに癒されて、役にも立つ、テーマ切りのアンソロコミックです。

【電子限定フルカラー版】ケンちゃんと猫。 ときどきアヒル

【電子限定フルカラー版】ケンちゃんと猫。 ときどきアヒル

ベストセラー「ねことじいちゃん」「まめねこ」の著者、最新刊! 5歳のケンとふわふわの相棒たち。あたたかくてクスッと笑える、ひと夏のおはなし昭和51(1976)年、とあるいなか町。5歳のケンのまわりは大好きなものでいっぱい。きょうだいみたいな猫のモモ、近所を走るいろんな電車、母さんの目玉焼きのせ焼きそば、父さんが作ってくれた缶下駄、そしてアヒルのきいろ……。昭和の香り漂う懐かしい光景をあたたかなタッチでつづる、ほのぼのコミック。

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しばおっちゃん

しばおっちゃん

家庭内の実権を妻に委ねた親父たちが「柴犬」に変身!?話題作『まめねこ』の作者が、しがない中年サラリーマンの悲哀をユーモラスに描いた笑劇作!!満員電車に揺られること2時間。身も心もくたくたになりながら出勤するお父さん。会社ではようやく課長に昇進するも、ほぼ中間管理職。独裁者上司と曲者ぞろいの部下たちに四苦八苦の毎日。さらに残業でへとへとになって帰宅するも、愛妻が用意しておいたのは袋に入ったままのソーセージ。ショックを隠しきれないお父さん。それでも何も言えずに冷たいソーセージを食べて床につく。明日は良いことがありますように…。

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