洋菓子職人を目指す安藤奈津は、就職活動中に和菓子職人の梅吉・竹蔵と出会う。彼らの働く「満月堂」は、江戸時代から続く老舗でありながら、跡継ぎを失い、若い職人を求めているというのだ。体と心にやさしい和菓子の味と、厳しくも温かい職人の世界に魅せられた奈津は…。
風光明媚な福井県蔵岡町に江戸時代から造り酒屋を営む一軒の蔵元・蔵岡酒造がある。父の急逝で家を継ぐ事になった神尾茜は酒蔵を夫・修平にゆだね、自分は疲れた心を癒しぬくもりのある小さな旅館・蔵の宿を始める!
▼第1話/熱烈娘と幽霊▼第2話/芋娘と幽霊▼第3話/幽霊と消えた鍋▼第4話/幽霊と親切娘▼第5話/幽霊と寂しん坊▼第6話/幽霊と姉妹愛▼第7話/幽霊と姑娘(クーニャン)▼巻末付録/楊貴妃直伝!!星の数ほどチャーハンレシピ物語●主な登場人物/中村華子(通称ハナちゃん。中華街の名店「満点大飯店」で働く見習い料理人。世界一の料理人目指して修業中)、楊貴妃(中国唐代の皇妃だが、幽霊となって現代まで旨いものを求め続けてきた…!?)●あらすじ/親類がオーナーを務める横浜中華街の名店「満点大飯店」で働く見習い料理人・ハナちゃんこと中村華子。ある日、彼女が関帝廟を訪れたところ、楊貴妃と名乗る幽霊が現れた。ハナちゃんの手助けをすると言ってきた楊貴妃に手を引かれるままやってきたのは、「上海亭」という中華料理店で…(第1話)。●本巻の特徴/食いしん坊、世にはばかる!?満腹志向歴1300年の楊貴妃&駆け出し熱烈娘が美味探求!!読者の空腹を満たす、待望の第1集!!●その他の登場人物/富永(満点大飯店のオーナー。足もとを見ず、夢ばかり見ている?)、上海亭夫婦(店主が鍋をふれなくなり、華子に厨房を貸している)
車田二郎と河合明奈はアポロバスの運転手とガイドの名コンビ。皆には隠しているが、実はふたりは親子だった。ある日、明奈の部屋に男が訪ねてきたと聞いた二郎は、慌てて明奈の部屋に駆けつけるが……。
ボンネットバスの運転手車田二郎とかわいいバスガイド河合明奈は仲良し親子。元気な明奈が周囲の人たちを巻き込んでひと騒動!バス旅行しながら心温まる物語を楽しみませんか。
車田二郎と河井明奈はアポロバスの運転手とガイドの名コンビ。皆には隠しているが、実はふたりは親子だった。ある日、明奈の部屋に男が訪ねてきたと聞いた二郎は、慌てて明奈の部屋に駆けつけるが……。
「就職とは、人生におけるもう一つの結婚――」年に5千人の学生の就職指導を担当する東都大学就職課。その課長、野々山希望(のぞみ)は、彼が座った跡にその椅子に座れば就職がかなうという「希望(きぼう)の椅子」と呼ばれる願掛けが学生たちの間で語り継がれる就職指導の名人。相談に来るのは生徒のみならず、時には親が直接やって来るときも。今日は、地方公務員試験に受かり地元の町役場に就職が決まったものの、それを蹴って東京の小さなゲーム会社への就職を希望しているという学生の父親が、息子を説得してほしいと野々山を訪ねてきた。温かくも時に厳しく学生たちに寄り添う野々山のアドバイスは…? 大学の就職課を舞台に「就職」という人生の一大事を人情味豊かに描く傑作ハートフルコミック!
1993年に、福井県丸岡町の町おこしとして始まった、手紙のコンクール『一筆啓上賞』。本書は、このコンクールの第一回目となった『一筆啓上 日本一短い「母」への手紙』(大巧社/角川文庫)に収録されている、わずか数行の手紙文をもとに、西ゆうじ氏が、新たな物語を創作し、それを最高の漫画家たちによって、コミック化したものです。シンプルな手紙を越えた、様々な人生の物語を、お楽しみください(本文まえがきより)。日本全国を感動させたベストセラーコミックを電子書籍化!
東京・武蔵野渓谷秋川のほとりに『流れ星の宿』と呼ばれる旅館がひっそりとした佇まいをみせている。仕事に疲れ、家庭に疲れ、愛に疲れ…そんな病んだ心を癒してくれるその宿にはいろいろな人間模様が交錯している!
長女の今日子は結婚間近のOL、次女のあさみは大学生、三女の裕美子は高校生、そしてサラリーマンの父と専業主婦の母。こんな普通の我が家だったのに、17年ぶりに母が妊娠して、一家は大騒ぎ!娘たちの大反対を押し切って、我が家にもう一人家族が増えることになって…というわけでわが中村家には、家庭の「情事」のおかげで、人には言えない家庭の事情ができてしまったのです!!
リスナーからの依頼に応じ、様々な難件を調査、解決、放送する人気DJ・城名次郎(ジョナサン)。人は彼を「ラジオの探偵」と呼び、慕う。今宵も、ラジオをつければ彼がいる。夜を彷徨う人々に、そっと寄り添う声が聞こえる…
大江戸八百八町の火事を未熟に防ぐため、町中を見回る風烈廻与力の神谷悠介は、冬告げ風がくることを感知する。風が見えると評判の神谷の勘は当たるのか!? 江戸市内では悪質なひき逃げ荷馬車の事故が増え、何者かによる暴走馬車の愉快犯であると問題になっていた。筆頭与力の山田は風烈廻の手技きによる事故と言うが…。
サンデースポーツ新聞社・契約カメラマンの神谷悠介(かみや・ゆうすけ)は、娘のリコとともに妻・奈可子(なかこ)の実家に住んでいる。同じ文化部に所属する相棒の契約記者・安東奈津(あんどう・なつ)と真実のスクープ“ビッグショット”を撮るべく、日々忙しく飛び回る!売れっ子アイドル、球団を解雇され、他球団のテストも拒否されたベテラン投手、妻に愛想をつかされ離婚された役者志望の男など、神谷のファインダーは諦めない人間のドラマをやさしく、時に鋭く捕らえる!!
警視庁一ツ橋警察署失踪人課、通称かくれんぼうの鬼塚忍警部補は東大出身のキャリア組。警視庁に戻れば警視に昇進するといわれるが、キャリア組は出世が早すぎて捜査管理能力がないまま指揮をとるという欠点が。鬼塚が警視庁に戻らないのは、地方の方が給料が高いからなのか、はたまた、キャリアに組現場経験を積ませようとする、上層部の思惑なのか…?そんな噂が蔓延する中、鬼塚は、父母の失踪人捜査を依頼してきた少年に会い…。
観光バスの運転手・車田二郎と、ガイドの河合明奈は誰もが認める名コンビ。だがその二人、実は親子で、明奈は離婚した母方の姓を名乗っている。ある日、秋の海の幸ツアーに参加したカップルの客が、なにやら思いつめた表情で元気がない。そんなカップルの様子に、明奈のおせっかいな虫がウズウズと騒ぎ出して…!?
学生達の間で「その座った跡に座ると就職の希望がかなう」との縁起担ぎの言い伝えがあるほど、就職指導の名人として名高い人物・野々山希望。だから、東都大学就職課に勤務する野々山のもとには、大学に在学する学生だけでなく、卒業生や学生の親までが相談にやってくる。今日もまた、様々な悩みを抱えた就職志望者が就職課のドアをノックする…。
下町・浅草に店を構えるレストラン、ヨーロッパ亭。三代目を継いだ織田和馬は三つ星レストランで修行を積んだ若きシェフ。若者に人気のヨーロッパ亭だが、年寄りには入りづらく、和馬の父が作るハヤシライスを懐かしがっていた。そんな時、店を訪れた全日本洋協会会長の池端は、和馬の父にハヤシライスを頼み、先代の味が守られていることに安堵する。だが、すでに店で和馬の作ったハヤシライスを食べていた池端は、和馬の方は洋食ではないと言い出して…!?