ある日、高校生の太田俊輔は、駅で自分に瓜二つの男の自殺に出くわした。その翌日、学校の帰り道に俊輔は拉致される。次に俊輔が目が覚めたのは、檻の中。そこは、どちらの拷問吏が対象者に早く秘密を吐かせるかを競う“拷問トーナメント”の会場だった。俊輔は“白の貴公子”として、“黒い月”と戦いを開始した!
中学1年の不登校児が教室で起こした爆破事件から3年。当時の教室に、生き残った7人が集まった。その中の一人、新堂拓巳の「この中に、犯人に爆弾を渡した者がいる」という発言をきっかけに、共犯者探しが始まった。同じ頃、都内の私立高校に一人の女子生徒が登校してきた。「みんな、私と一緒に死んでもらう」彼女の体には爆弾がびっしり巻き付いていた…… 教室を恐怖に突き落とす、いじめを受けた生徒による爆弾テロの連鎖!