″愛犬というのは愛が犬のかたちをしているという意味です″ もう、冒頭のこの部分からして「流石つづ井さんッ!」と膝を打たずにはいられませんでしたよね。 『腐女子のつづ井さん』、『裸一貫! つづ井さん』でお馴染みのつづ井さんが、いつもより少し穏やかなテンションで綴る老犬Aとの思い出の物語。あえて名前を公表しないところにも、つづ井さんの想いが伝わってくるようです。 最初に断り書きがある通り、「犬が死ぬ」「犬が死ぬまでの話」です。読む前から「こんなの読んだら泣くに決まってる……」と思いながらも、つづ井さんの優しくて面白い筆致で読まないという選択肢はなかった犬飼いです。 Aは、グレートデンや土佐犬に間違えられるほど大きなラブラドール。たまにいるんですよね、規格外に大きくなる子って。私の知り合いでも、1歳ちょっとで20kgになり30kgを超えてから先は計るのが怖いと言われていた超巨大芝を飼っている方がいます(そもそも「芝」が小さいという意味で成犬の平均が10kgくらいです)。でも、大きい子はまた大きい子のかわいさがあるんですよね。小さい子がかわいいのはもちろんなんですけど。 老犬になってもなお成長してできることが増えていく部分があったり、人間への甘えが不足していたりという部分は、考えてみれば人間でも同じようなところはあるよなぁ〜学びだとなりました。 つづ井さんがソファで寝ている時に、近寄ってきてひとペロしてそばで寝るという動作をした時に、穏やかに同じ空間で暮らしていられることの奇跡、その喜びなどで自然と涙が溢れてくるシーンではこちらも早くも目から汗が出てきました。 おばちゃんが大切にしてくれた「いぬき」のエピソードにもほっこりしながら、本当に少しでも辛い瞬間は少なく、穏やかで幸せな時間を1秒でも長く過ごして欲しいなと願うばかりでした。 そして、つづ井さんのように伝えても足りない愛情を、伝わらないかもしれないけれど今まで以上にどうにか目一杯伝えていきたいと思いました。 犬を飼っている方もそうでない方も、笑って泣けて心がじんわりと温まる1冊です。
初っ端の電車の話から「わかる~~~!!」となってしまう腐女子歴2桁の私がいます…いやでも電車内でカバーつけずに商業BL読むのつよ…。 恋愛ソングを推しカプに当てはめるのもめっちゃやる。なんならイメソンマイリストがある。つづ井さんはリア友にそれを報告できるのが凄い。羨ましい。学生時代はやってたけど大人になったらそうそうできん…Twitterで呻くぐらいしか…でもフォロワーに反応してもらえるのもそれはそれでHAPPY…。 とある設定とある話が公式か妄想か分からないとかないやろwと昔は思っていたけど年取るとあるわこれ…二次だっけあれ…ってなる…。 という感じでめちゃくちゃわかる漫画です。なんか読んでたら懐かしい気持ちになっちゃったな…なんか生み出したくなってくるな…そんな作品です。
死ぬほど笑った後、こんな友達欲しい!ってちょっと泣きそうになる。そして、こんな友達わたしにもいる!会いたい!ってちょっと泣きそうになる。 お風呂入ったら褒めてくれたり、推しの妄想プロフィール話で盛り上がったり、旅行したり相撲したりめちゃくちゃ楽しそう。 大人になると友達と会っても家庭事情や将来の不安や仕事や健康の話が多くなりがちだけど、精神年齢下げまくってキャッキャしてる時間がいちばん幸せなんだよな!持つべきものは友達と推しなんだよな!つづ井さん気づかせてくれてありがとう。 推しを謙遜しちゃう&推しに似てる人を推すことに申し訳なさを感じるのわかりみが深すぎてわかる。わかる。
壁に推しの身長の高さでシール貼っていくとこ、やってみたくなっちゃうじゃんね。 きっと超楽しい。
元来、自己投影主人公をキモく描いて楽しくいきていますイエーイな自虐半分ルサンチマン半分なマンガはあまり好きではないんですが、このマンガは微笑ましくて割と楽しく読めますね。 「腐女子」や「推し」などの基本的なオタク用語に脚注がついているのが好印象でした
友人と充実した腐女子ライフを送っているつづ井さんにひたすら癒されます。自分も参加してる気分になってアホ楽しいです!
彼氏がいなくたって、幸せ!! 素敵な友達がいて羨ましいです。
腐女子ってこんなセンス高いん!??って驚愕するレベルの笑い。 「裸一貫つづ井さん」から読み始めた者だけど、もう読み始めたら止まらん。 よくある感じの自虐じゃない。そういうネガティブな要素はない!!! だから明るい気持ちになれる!!!下手な自己啓発本よりよっぽど人生楽しくなるヒントに満ちてるからとりあえず知り合い全員に読ませたい。
CREAwebのコミックエッセイルームで、満を持して新連載を開始した「腐女子のつづ井さん」のつづ井さん。 前作のファンとしては待ってました!そしてお友達の方々も相変わらずのようでホッ。 腐女子+夢女子として進化していたつづ井さんの今後、再び目が離せません…!
鉛筆一本で描いたみたいなラフな線と、最低限の描き込み。推しに対してはどこまでも真摯に向き合う姿勢が眩しいです。自分も常々こうでありたいと思います。つづ井さんの人間性を証明するかのように、まわりの友達とも信頼関係を築けていますね。こういう生き方も「ていねいな暮らし」と言えるのでは? トレーナーの文字がたまに変わるといった細かい技も流石です。 ところで連載がしばらくストップしているようですが、続きを読める日はいつか来るのか…
″愛犬というのは愛が犬のかたちをしているという意味です″ もう、冒頭のこの部分からして「流石つづ井さんッ!」と膝を打たずにはいられませんでしたよね。 『腐女子のつづ井さん』、『裸一貫! つづ井さん』でお馴染みのつづ井さんが、いつもより少し穏やかなテンションで綴る老犬Aとの思い出の物語。あえて名前を公表しないところにも、つづ井さんの想いが伝わってくるようです。 最初に断り書きがある通り、「犬が死ぬ」「犬が死ぬまでの話」です。読む前から「こんなの読んだら泣くに決まってる……」と思いながらも、つづ井さんの優しくて面白い筆致で読まないという選択肢はなかった犬飼いです。 Aは、グレートデンや土佐犬に間違えられるほど大きなラブラドール。たまにいるんですよね、規格外に大きくなる子って。私の知り合いでも、1歳ちょっとで20kgになり30kgを超えてから先は計るのが怖いと言われていた超巨大芝を飼っている方がいます(そもそも「芝」が小さいという意味で成犬の平均が10kgくらいです)。でも、大きい子はまた大きい子のかわいさがあるんですよね。小さい子がかわいいのはもちろんなんですけど。 老犬になってもなお成長してできることが増えていく部分があったり、人間への甘えが不足していたりという部分は、考えてみれば人間でも同じようなところはあるよなぁ〜学びだとなりました。 つづ井さんがソファで寝ている時に、近寄ってきてひとペロしてそばで寝るという動作をした時に、穏やかに同じ空間で暮らしていられることの奇跡、その喜びなどで自然と涙が溢れてくるシーンではこちらも早くも目から汗が出てきました。 おばちゃんが大切にしてくれた「いぬき」のエピソードにもほっこりしながら、本当に少しでも辛い瞬間は少なく、穏やかで幸せな時間を1秒でも長く過ごして欲しいなと願うばかりでした。 そして、つづ井さんのように伝えても足りない愛情を、伝わらないかもしれないけれど今まで以上にどうにか目一杯伝えていきたいと思いました。 犬を飼っている方もそうでない方も、笑って泣けて心がじんわりと温まる1冊です。