戦国の世、天狗の面を斜にかぶった面妖な山伏姿の男、蘭と出会った少女・妖かし丸。勧善懲悪、アクション満載の青春歴史浪漫!
「場は平たくしないとね」偶然見つけられた一枚の牌譜。それは超一流プロを掌で転がすようにあしらったひとりの男の記録だった。
江戸は八代将軍吉宗の頃。新参のお帳番・神尾喬之助は、江戸小町といわれる園絵と華やかな結婚式をあげた。だが喬之助と園絵を張り合い敗れた組与頭・戸部の怨みは深く、権力を笠に喬之助をいじめた。また神尾の同僚達十七名の書院番士も、番頭脇坂を叔父にもつ戸部にへつらい、喬之助をいたぶりぬいた。しかしある年の元旦……遂に神尾喬之助の怒りは爆発、戸部を斬り、十七名の番士の首に復讐を誓って、彼は姿を消したのだった!
寒風吹きすさぶ能登半島。幾度も返してはたたきつける荒波の如く、人々を驚愕させる連続殺人が起こる!
今の世の中、金で買えないモノはないと豪語する男・五郎。豪勢なマンションに調度品、そして美女と高級外車。彼は警察に目をつけられていて、いくつかの名前を使い分ける詐欺師。その五郎の目的は自分を無能扱いした上司・黒川のいる三ツ池銀行を乗っ取ること。だが、五郎に金を貢ぐ三ツ池銀行の行員・洋子が車にはねられてしまい…。
原作・小池一夫、作画・神田たけ志の師弟コンビによる凄絶武芸者伝!戦国時代から江戸時代前期にかけて生き抜いた居合(抜刀術)の始祖、迅業の剣士・林崎甚助(はやしざきじんすけ)の熾烈な生き様!1975年3月~1976年3月に「コミックVAN」(芸文社)にて掲載。林崎甚助の弟子には、田宮重正(田宮流開祖)、関口氏心(関口流開祖)など伝説の剣客がいる。
「金利はトイチにて承っておりやす」喜三郎は表向きは髪結い(理容師)を生業としているが、裏では江戸で暗躍する金貸し、通称・闇鴉と恐れられる闇の金貸しだった。男に貢ぐため喜三郎から金を借りる旗本侍の妻・美佐江。だが当てにしていた義兄から借金を断られ、利息が払いきれず首が廻らなくなってしまう。そこで自分の身体を差し出し、借金を帳消しにしてやろうと喜三郎を誘惑する。だが、その傲慢な態度が喜三郎の怒りに火をつけ……
【フルカラー作品】幕末──200年続いた太平の世が黒船の出現によって乱され、変化が始まろうとしていたそんな時代──。金が欲しい、地位や名誉が欲しい、いい女が抱きたい。いや、ただ面白く暴れたい!血気盛んなゴロまきたちにとって、最高の時代が始まろうとしていた!剣の腕は立つが、そんなことより女にもてたい男・近藤勇と、そのもとに集った野郎どもが熱病にうなされたようなイカレた時代を駆け抜ける。悪どい奴らはメッタ斬り!今までになかった新撰組物語、ここに開幕!
新撰組、鬼の副長土方歳三の知られざる奮闘!理想を捨てずに戦うのか?はたまた死に場所を求めてさすらうのか?北の天地に散った信念の男の生き様を刮目してみよ!※小池書院刊行のコミックスを分冊しています。
重い病気を患い、雀鬼会では負けつづけてきた南雲成人。現役を引退した桜井章一と十五年間ともに生きてきた南雲に、初めて優勝のチャンスが訪れた。
【フルカラー作品】江戸の咎人にはすべからく奉行所にて裁きの沙汰あり。しかしその公平なる裁きをかいくぐろうとする不届き千万の大罪人あり。お上の目を盗まんとする下郎共、皆涼しい顔して小伝馬町牢屋敷の門をくぐるが、そこにはお天道様すらその中を知らぬ、地獄のお白洲、人呼んで「拷問蔵」あり…。魍魎百鬼の極悪人を赤子のようにひねる鬼の牢屋同心・壱場文蔵と、仏のような微笑で心の鉄錠をこじ開ける、百々鼓太郎が、あらゆる江戸の悪を白日のもとに晒す!
戦後を過激に生き抜いた安藤組組長・安藤昇(あんどう・のぼる)の半生を描いた実録任侠コミック。特攻隊員として生命を捧げるという使命感で生きてきた安藤は、終戦を迎えて虚無感に襲われる。しかし、娼婦の怒声により何かやってやると決意した安藤は、大豆の買い出しで軍資金を作り、下北沢を根城にした安藤軍団を結成する。そして、銀座へと出かけた安藤達は、そこで不良を仕切る“銀座デカ市”と勝負して……!?
大好きな母を麻雀のために苦しめた父。章一は麻雀を憎んでいたが、大学時代に友人に進められ、「やるからには絶対に負けない」という覚悟で始める。