日本が沈没するという未曾有の大災害をテーマにした小松左京原作のSF小説を、一色登希彦がダイナミックにコミック化した災害パニックドラマ。仕事を終えた深海潜水艇パイロット・小野寺俊夫(おのでら・としお)は、後輩の結城(ゆうき)に連れられて入った雑居ビルの居酒屋で酒豪の女性・阿部玲子(あべ・れいこ)と出会う。その後、店で奇妙な行動をした初老の男・田所(たどころ)が「このビルは危険だ」と言い出して……!?
日本列島で群発する地震。その地震に誘発されて火山が噴火。次々に起きる天変地異に……小松左京のベストセラーをコミック化。新シリーズ登場。
11月の東京・新宿。潜水艇操縦士の小野寺俊夫は立ち寄った飲み屋で「ビルが突然地中に飲みこまれる」という不可解な事件に遭遇する。偶然居合わせたレスキュー隊員の機転で窮地を脱したかに思われたが、それは日本に起こる災厄の序章にすぎなかった…
11月の東京・新宿。潜水艇操縦士の小野寺俊夫は立ち寄った飲み屋で「ビルが突然地中に飲みこまれる」という不可解な事件に遭遇する。偶然居合わせたレスキュー隊員の機転で窮地を脱したかに思われたが、それは日本に起こる災厄の序章にすぎなかった… 日本沈没 3巻分を収録した合本版です。
山歩きをしていた男が、何気なく踏み込んだ小道で、迷ってしまった。途中で出会う人は、「すぐそこ」というのだが……。「すぐそこ」/未浩赤ん坊の夜泣きは「まめつま」という妖怪のせいだと祖母の助言に従い、母親の菊江は赤ん坊に米粒を投げると……。「まめつま」/御茶漬海苔家の裏庭から出てきたのは、ナウマン象の化石だった。その後も掘り進めていくと、掘ればるほど、年代が新しくなっていく骨が見つかる。「骨」/呪みちる霧が濃く立ち込めている山道で、家族4人で出かけた家族がいたが、妻と娘が消えてしまい……。「霧が晴れた時」/稲垣みさお戦時中の芦屋で、空襲で家を失った僕は、ある邸宅に身を寄せることに。しかし、この家では、夜な夜な女の子の鳴き声が2階から聞こえてきて……「くだんのはは」/児嶋都全5編+解説付きで、思う存分、SFの巨匠・小松左京のホラーの世界を堪能できます。
県道は、すぐそこのはずだった――。山歩きをしていた男が、何気なく踏み込んだ小道。方角も距離も確かめた。しかし、行けども行けども出口に辿り着けない。途中で出会う人々は、口々に「すぐそこ」と言うのだが…。県道を探してさまよう彼を、どろりと夕闇が包み込んだとき、一軒の家が現れて――… 謎の空間に閉じ込められた男の運命は!? 日本SF界の巨星・小松左京原作によるホラー短編シリーズ、第1弾。
2033年3月末のある朝、中学生・一紀(かずき)と子どもたちは、周囲の大人が消えてしまったことに気づく。子どもだけの世界となり、予想もできない日々が始まるが…?衝撃の本格SFストーリー!小松左京の短編「お召し」にアイディアを得て、萩尾望都が広く深く世界を描く意欲作です。
ある日、タスマニア王国の使者と名乗る者がアメリカ合衆国に対し宣戦布告を表明、併せて無条件降伏を勧めてきた。相手にしなかったアメリカ政府だったが、使者の予言通り、ネバダの核実験場にある原爆が爆発してしまい……!?(大侵略)突然、人類は終末を迎えた。愛し合う光と洋子に奇妙な泡が迫るが、果たして、その正体は……!?(胎児の世紀)他に、小松左京原作の「くだんのはは」も含む、全4編収録の短編集。
いじめられっ子の山田やすしの元に、空から少年が降りて来た。人型ロボット「エンゼル2」と名乗る彼は、やすしを「エンゼル1」と呼び、共に悪者退治しようと誘うが……!?表題作『エンゼル2』の他、幼児誌に掲載された『仮面ライダー』と『変身忍者嵐』、新聞連載版『アンドロイドV』、TVアニメ『宇宙人ピピ』、TV人形劇『ひょっこりひょうたん島』のコミカライズ作品などを収録したバラエティー感溢れる一冊。