漫画で話せ
閉鎖的な村を描くサスペンス新連載
※ネタバレを含むクチコミです。
「どうしようもない、ぼくの初恋。」番外編
両思いになった後の2人の昼休み。
チャラい男の多面性 #1巻応援 #完結応援
顔が良くて優しそうで、飄々としていて掴みどころがなく、優柔不断だけどすっと懐に入ってくる、そして執着しない、いい男。 本作はそんな「チャラい男」が女性を取っ替え引っ替えしながら、女性から好きな本を教わる話……と思わせておいて、次第に彼の人間関係とそこで出会う本、そして彼の身に起こる不思議な出来事が綴られる。 「チャラい男」という第一印象から入った私は、次第に彼の多面性を目撃する。底が浅そうな人物という評価は次第に崩れる。感性の豊かさ、分からないと素直に言えるところ、そして抱える複雑さ。時々ある整合性の取れないエピソードや夢と思われるシーンもまた、彼の深みを増す。 チャラい男に懊悩はあり、分かりにくいけれど愛はあった。分からない人に心を寄せるためには、その人にも多面性があると思うことからなのかもしれない、と思わされた。
面倒でもいつもと違うことをやるのは良いこと!
ネタに詰まった小説家が、妹の幼い子供を預かることに。慣れない子どもの世話などを通していつもだったら気づかなかった景色を知り、創作もいい方向に進み…という話。子どもがなぜサングラスを掛け続けているのかが謎すぎた。
「馬刺しが食べたい」感想
読み終わって真っ先に思ったこと。あー今すぐ馬刺しが食べたい!…いやマジで(笑) というか馬刺しだけじゃなく、作中かえでが描く絵が、どれもこれも美味そうで食欲をそそられる。最初は軽いギャグ漫画かと思ったが、実は登場人物の心情やバックボーンが丁寧に描かれており、全1巻ながら読み応えのある良作だった。
2-3巻、ウクライナ編の感想
ロシア-ウクライナの戦争が長期化する中。これを読めてよかった。無論作品当時からは状況変わっているのであろうが、歴史的に何があったのか、日本とのシンパシー、それらのひとつの視点を得られた。八田百合のチセイはここでも縦横無尽に発揮される。作者に感謝。
野球で話せ #推しを3行で推す
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 俺の大好きな中原とほるの新作じゃないか。ドクトル・ノンベはもちろん読んでるし、「鯨の夢・中原とほる初期短編集」も買ってる。スーパードクターKの監修もしていたのを知ってるし、能條純一の「Dr.汞」の協力しているのも知ってる。昔のモーニングやアフタヌーンに掲載されている雑誌も持ってるぐらい好きなんだよ。昔に比べたらかなり洗練されている絵になっていたのには驚いた。あと中原とほるのマンガの野球回は名作が多いね ・特に好きなところは? 本編も最高だが、球場の広告にドクトル・ノンベに登場した俺の大好きな「万葉の会」があったこと。これは中原とほるマニアにはたまらんものがあるね ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! COMの時代から投稿し、ちばてつや賞に投稿し、令和になっても投稿している中原とほるはやはりすごいな
君のにおいが好き、だけじゃない
先日同じ作者さんの「かさねと昴」を惜しみながらも読み終え、じゃあ前作も…と手を伸ばしたんですが、こちらも良作!好きです! 汗っかきコンプレックスな麻子さんと、においフェチな名取さん。出会いは衝撃的!?だったけど、ふたりの恋愛模様がたまらんです。純愛だしお互い想い合ってるのが伝わってくるし、ふたりとも可愛いし大人の男女の恋愛って感じです!かさねと昴の時と似たような良さがある。山田金鉄先生の絵はもちろん、登場人物それぞれの考えや悩みがリアルで共感できてすごいし、こういう恋愛漫画が自分は大好きです。しっかりすけべ描写があるのがまた最高。ニヨニヨしてしまう。 まだ途中までしか読めてないけど、お互い敬語なのめちゃくちゃよくないですか?!リスペクトしあってるのが分かるし、優しさというか気遣いというか、愛を感じて好き…。名前呼びでもだもだするのもまた可愛い。 ドラマ版も気になるので調べてみます!とりあえず原作読破します…きゅんきゅんするぞ~!
にたこ先生の10Pショートホラーコメディ
ホラー映画でエロい女が死にがちなのはそうかもだけど、即席であの扮装ができる人はエロくても生き残るべき逸材だと思いました!
恋の意地
親戚みたいに家族ぐるみで仲がいい近所のお兄さんに20年前から片想いしているまめちゃん。自分の好意に気づいても振り向いてくれないのに諦められなくて、しかも相手が家庭を持っても思い続けるってなかなかですが、まめちゃんの一途さは嫌な感じがしないんだよな〜。途中で不動産屋の河田さんと仲良くなるところが一番ドキドキしました。でもまさか河田さんがどのキャラよりも業が深い人だったとはね…。
文明の歴史、金の歴史
度胸星を読んで以来、作者のファンです。 寒波で一回リセットされた地球。旅をしながらちょっとずつ文明が発達していくのが、歴史のエッセンスを早送りで体験しているようで面白いです。太郎は生きる力も強いのだが、元々の世界での太郎が結構性格悪いのがまた良い。 設定も表情の描写も、迫力というか圧というか、強いマンガです。おすすめです。
何を隠そう私も自分の描いた漫画を第11回青年漫画賞に応募していたのです。とはいえ私は記念受験のようなものなので箸にも棒にもかからないのですが…それでも言わせて下さい、私のライバルって中原とほるだったのかよ!!と。いや〜でもこれは完敗です。だって全編を通して「漫画を描くのが楽しい」って感じだったじゃないですか。働きながら漫画を描くのは大変です。やりたいことがあるのは幸せだけど、休みの日なんかに一人で引きこもってコツコツ描いてると「誰にも求められてないものをこんなに一生懸命やって何になる?」と虚しくなります。それよりも情けないのは描きたいから描くのではなく「漫画家になりたいから描いている」という気持ちのブレが起きてしまうことです。それでは本末転倒なのです。だからこそ作中で叔父さんが言っていた『表現を続けなさい』というセリフに胸を打たれて勇気づけられました。それは連載デビューを経験された後も医師として働きながら投稿を続けられたご自身に対しての言葉なのかもしれませんが、私もこんな風に漫画と向き合いたいと思わされる姿でした。いつか私の漫画を中原さんに読んでもらいたい。漫画で話したいです!