牙走り

人助けを生業とした流浪のヒーロー

牙走り
ウマタロ
ウマタロ
1年以上前

1972年の週刊少年サンデーに掲載されていた劇画ヒーローもの。 主人公は「牙走り百文」と名乗り、困った人を助ける代わりに百文を貰って生活している青年で、 よく乞食に間違われるほどみすぼらしい風貌をしている。 カムイ伝のように、農民の虐げられ方がえげつない時代設定になっており、そんな時代に牙走りはとある信念によって困った人を助けるため全国を放浪している。 牙走り自身は温厚な人間ではあるものの、人助けの最中にどうしても盗賊や悪い商人が湧いて出てくるので戦闘は避けられない。 剣術はかなりの腕前なので、大抵の荒事は乗り切れるが、人を守り切れずに死なせてしまうケースも多い。この世の残酷さに苦悩し続ける主人公。。 ちなみに牙走りは剣術のみならずDIYも得意。 持ち前の器用さと機転によって、生活道具や武器を作り出す。 「いすぱにあの投石機」なんてものまで自作してしまう謎のスキルまで持っている。 後半では、少しずつ牙走りの出自の謎が明かされていくのだが、ここが一番面白かったりする。

LIMBO THE KING

2感発売、結構全容が明らかになってきた

LIMBO THE KING
地獄の田中
地獄の田中
1年以上前

1巻の終わりがかなり気になっていたから2巻も楽しみにしていた。 1巻の最後にダイブした眠り病の治療の続きだけでなく、眠り病とは?という話まで踏み込んでいってる。 もともとスケールの大きい話ではあるけど、軍の闇的なところにも踏み込んでいきそうな感じで、スケールの大きさに一本筋が通った。 3巻が早くも楽しみ

バクネヤング

池球征服をすると言うバクネの狂気的な悪が見所

バクネヤング
ハリネズミモモンガ
1年以上前

池球(地球のこと)征服をするというバクネが大阪城を占拠し100兆円をよこせと籠城する話。完全版では蓮華編が加筆されて完結をしている。 とくに見ものなのがバクネがパチンコ屋でヤクザを殺してから、大阪城で籠城するまでのあいだ。幼稚だが狡猾で、容赦無く人を殺すのに自分ルールで目溢しもする、チグハグで狂気的な悪が凝縮していて圧巻。 セリフやコマ割り、感情表現も独特でこの漫画でしか見られないようなものも多い。雰囲気としてザ・ワールド・イズ・マインとかに近しいものがあるが、もっと人の理解を拒むようなものがある。

あげくの果てのカノン

「彼女をスマホで撮りたくて」特集の特別読み切りがスピリッツ掲載

あげくの果てのカノン
名無し
1年以上前

スピリッツの青山裕企のグラビア特集「彼女をスマホで撮りたくて」と連動して読み切りが掲載されている。 話的には『あげくの果てのカノン』3巻の北海道旅行でカノンが先輩のことを盗撮しまくるっていう話。わりと先輩が好きすぎるカノンのコミカルな面が押し出されている感じ。 柱のところとかで、スマホでの撮影テクニックも紹介されている。 企画と被写体が男女逆転しているのも面白い

約束のネバーランド

急展開の4巻!次の巻が待ち遠しい

約束のネバーランド
名無し
1年以上前

物語はどんどん佳境になっていってますね。ママとの激闘がどんどん盛り上がっているところです。ノーマンは出荷されてしまうのか?ママの目をどうかいくぐるのか?この辺りが見どころじゃないでしょうか? 特に4巻の後半ではあっと驚く展開が待っていて、そこからは最後のページまで一気に読んでしまうほどのスピード感があって4巻は最高でした。次の5巻発売が待ち遠しいですね。

BLUE DRAGON ラルΩグラド

カゲの軍団と戦うブルードラゴンを宿した少年のアクションファンタジー

BLUE DRAGON ラルΩグラド
名無し
1年以上前

昔ジャンプでやっていたが4巻で打ち切られてしまった。同時期に出た鳥山明キャラデザの「ブルードラゴン」というゲームのコミカライズ作品だった記憶がある。 光の世界へ侵略を始めた闇女王が率いるカゲの軍団を、ブルードラゴンのラルどという伝説級の強さをもつカゲを身に宿した少年ラルの冒険の話。人間を、というよりも女を救うべく立ち上がったラルは、道中で女をはべらせてお目付役のミオを困らせるのだが、久しぶりに読み返して「ああ、やってんだな」とわかった。(当時はわからなかった) 鳥山明のデザインを採用せずに独自のキャラクターを作り上げていて、カゲの軍団の造形はALL YOU NEED IS KILLに引き継がれているようにも感じる。ストーリー的には少し中途半端なところがあるにはあるが個人的な思い入れもあって久しぶりに読み返して面白いと感じた。

寄席芸人伝

高座に上がる噺家たちの生き様を見事に描いている

寄席芸人伝
地獄の田中
地獄の田中
1年以上前

昭和の落語家たちの生き様を描いている漫画。基本1話完結で、それぞれ違う落語家が主人公になるが、そのどれもが面白いというすごい漫画。 前座・二ツ目・真打(一人前)・名人と全ての段階の噺家たちを描くだけでなく、名人と言われる人付きの人力車を引く男や、帳簿係にもスポットを当てていて、寄席に関わる全ての人のドラマを描いている。 一生かけて磨いて行く芸だから、どの段階でも苦しみや壁やおごりがあって、それと自ら向き合ったり、師匠の助けを得たり、あるいは蕎麦屋が助けてくれたりして道を切り開いて行く様は、人生を学べるような深みがある。 個人的に好きなのは、「三流の真打になるくらいな一流の前座になる」って行ってお情けの昇進を蹴り続けた男の話とか、技を磨き切って噺の全てを誤差秒以内でいつも話切る「秒の勝負橘屋文吾」の話だな。

賭ケグルイ双

双(石直球)

賭ケグルイ双
mampuku
mampuku
1年以上前

 「賭ケグルイ」本編は変態同士のマジキチ変顔バトルといった様相である一方、前日譚にあたる外伝の主人公・金髪ツインテールこと早乙女ちゃんは(比較的)人間らしいキャラクターで、作品内では珍しく庶民育ち。もうこっちが本編でいいんじゃないか・・・  ときにカッコよくときに無様で、本気で悔しがる姿が最高にキュートな早乙女ちゃん、、本編序盤で夢子にぶち転がされた後もしぶとく活躍する彼女をこれからも末永く見守りたい

目玉焼きの黄身 いつつぶす?

一番アホらしいグルメ漫画

目玉焼きの黄身 いつつぶす?
冷やしタンタン
1年以上前

誰かと一緒に食事をして、こいつ育ちわるいなぁっておもったことありませんか?僕は細かい性格のせいか、自分と違う食べ方をしていたら、こいつ育ち悪いなーとすごく思ってしまいます。というような自分と食べ方が違うことで主人公がめちゃくちゃショック受ける漫画です。 目玉焼きの黄身をいつつぶすかに始まり、ショートケーキの苺いつ食べるかや、カレーをぐちゃぐちゃにして食べるとか、いろんなことにショック受けて、彼女と別れたりもしてアホやなぁ、、、クスッと笑えるとこも好きです。

虚ろう君と

自分にしか見えない幻覚だと思っていたが実は…

虚ろう君と
名無し
1年以上前

久野知理には自分にしか見えないため幻覚だと思っていた秘密の友達さなかがいたが、実は虚人という特定の人間にしか認識できない存在で、その虚人(さなかとは別の)に襲われたことをきっかけにさなかとともに友達とかを守るために行動を始めるというストーリー。 イメージとしては「亜人」の少年誌版という感じのマンガ。さなかはわりと友好的で話ができるが、話が通じなかったりちょっと精神構造が歪な奴もいたり、虚人を使って悪いことしようとする奴らも出てくる。アクションシーンも派手なので楽しくチャンピオンで読んでるマンガ。

ばりごく麺

ラーメンを通じて男たちの人生を書いた漫画として読みたい

ばりごく麺
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
12ヶ月前

「ばりごく麺」をネタ漫画として読むか、「ラーメンを通じて男たちの人生」を書いている漫画として読むかで全然楽しさが違う。 おっさんの良い顔が無茶苦茶うまいし、他の料理漫画とは全く違って、料理のうんちくはほとんど出ないで「湯切り」が勝負のほとんどを決まる 台詞周りはいつもの独特の言い回しで、「まずいが・・・最後の一滴まで変わらぬまずさが痛快だ!! 名付けて痛快ラーメン」など名言が多い やはり料理漫画はこういう荒唐無稽な無茶苦茶な方が好き 「榊原麺太」このセンスの名前は昔読んだラーメンの特集本に掲載されていた、ビッグ錠の「免馬麺平」以来だね。

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