『スティックラーズ!』望月ミネタロウ スピリッツ2017年第33号
有栖川さんが可愛い
有栖川さんがとにかくめっちゃ可愛い、野宮くんがとにかくイケメンで素敵、この二点に尽きる。 超絶奥手で化石並みの古風女子の有栖川さん、野宮くんといい感じになりそうになるも、照れるやら自信が持てないやらで遠ざけてしまうが、全く意に介さずATフィールドをこじ開けてくる天然コマシ野宮くんのおかげで全然うじうじモヤモヤした感じにならないのが素晴らしい。それに有栖川さんも可愛い。 それこそ君に届けのように二人がくっつきそうでくっつかない様をニヤニヤ眺める話がメインになると思われるので、テンポ良く読みやすいのは非常に嬉しい。そしてなにより有栖川さんが可愛い。
みんな身体が細い
久米田康治はよく絵が変わりますが、この作品と改蔵の初期の頃の絵は上手くはないけど独特で好きなんですよね。 いわゆるオネショタのラブコメディでギャグにもキレがあります、若さ溢れるというか…… 上下巻で短いのでたまに読み返してしまいます。
完結!ドルメンXは永遠に
ドルオタ必見の名言連発。最終巻4巻は500p越えで2巻分以上のサイズでした。 リキミュが盛り上がり、サイやニイのソロ活動も充実し、ドルメンXとしてのグループ活動、 これまで謎だった部分も全て詰め込んだという感じ。やや駆け足気味ではあったけど、フィナーレは感動的だった。 ヨイについてはもうちょっと触れて欲しかったなぁという気もする。 もっと長く続いてほしかった作品。
極道娯流歩選手権をエロゴルフで制す!
高橋のぼるのゴルフ漫画。父親の借金2億円を返済するために極道になった竹虎一吹がゴルフコンペで活躍した腕を買われて、巨大カジノ建設の莫大な利権&優勝賞金2億円の極道娯流歩(ゴルフ)選手権に挑む話。 本筋は借金2億円を返すことなんだけどだいたい敵にいい女がいて「勝ったらお前を抱く!」的な話になっていて、エロを力に変えて劇的な勝利を手に入れる。 初めは比較的普通のコースでバンカーや池、木の枝に挟まってしまったボールを超絶技巧でパッドに沈める感じなのだが、だんだんコースの方がありえないくらい難しくなって行って、それをどう攻略するかというおもしろさになっていく。
九井諒子のショートストーリー集
『ダンジョン飯』の九井諒子のショートストーリー集。短いと3pくらいのもの、長くても10pくらいの話が集まっている。 日常的な話が多いんだけど、九井諒子らしいファンタジー要素がそこに加わることが多い。 猫がデートをするために化粧をする「かわいくなりたい」とか、謎の奇病に犯された村の話「神のみぞ知る」とかは、最初どんな話になるんだ?って思って読んでいたらオチがずっこけるほどかわいくてすごく好き。 あとは「ショートショートの主人公」みたいなメタなネタも面白かった。
26年ぶりの新作がヤンマガに登場
ハロー張りネズミの新作が26年ぶりにヤンマガに登場。ドラマ化のつながりで前後編の前編が今週掲載。後編は次号になるよう。 ブロー、グレさん、所長の3人が出てきて、スナックのママさんからの依頼を受けてはり込むという感じの話。 前編の終わり方から見ると人情系の話になりそうな気配。
これこそスクエニに求めていたものだ
「あらすじ」と表紙の絵、そして「ヨコオタロウ」の6文字がすべてを物語っていますね。 能力に目覚めて、日本刀とかもって戦うDKJK・・・嗚呼これを中学生の頃に読みたかった!でもヨコオ先生の作品世界には行きたくないな、グロいしハードモードすぎる あと森山大輔もさすがというか、この手の作品はお手のものですね。クロノクルセイドやワールドエンブリオではボロボロ泣かされましたが、今回は原作付きということもありそれらとは毛色の違った作品になりそう。
絶対に許されない禁断の恋
幼い頃によく遊んでくれた近所の優しいにいちゃんとのBL漫画。 家族だとか社会だとか世間体とかそんな物を超えて愛し合う2人の姿は感動さえ覚えます。 描写がキツめなのであまりお薦めは出来ませんがとても面白かったです。 個人的にヒロインの子の顔が好み。
いい感じの終末SF
行き過ぎた発展の果てに世界が崩壊してからさらに1000年経った遠い未来のSF。 荒廃した終末の世界で表面上は和気あいあいと暮らす第六天使団の少女たちだが、ひとたび怪物たちによる襲撃が始まると結構容赦なく血が流れる。 希少かつ替えの効かないの戦力である天使たちが一人また一人と命を落としていくジリ貧感と悲しさ、キリスト的世界観と宇宙規模の壮大さと、少女たちの日常とのギャップに心揺さぶられまくる。あと敵がどいつもこいつも不気味で最高。
憧れがすごい!
ゲーム好きのコミュ障がドラクエⅩを介して突然ギャルと同棲し始める話です。 ドラクエⅩをやったことはないんですが、この作者が好きで読んでみたら面白かったです。 いわゆるラブコメなんですが、日常生活では絶対に交わることのない2人がネットゲームを介して、徐々にお互いに惹かれあっていくところが非日常的で憧れます。この作者特有のほんわかした空気感もあって好きです。 ギャルと同棲できるんなら、ドラクエⅩをすぐにでもやるんですが、現実はそんなにあまくないんだろうなぁ・・・。
夏といえば山本直樹
タイトルに関係なく山本直樹のマンガを読むと夏のことを思い出します。 墓参りのこと、終戦記念日のこと、飛行機が落ちた日のこと、甲子園のサイレンの音……。そう、山本直樹のマンガを読むと、真夏の炎天の途方に暮れる感じを思い出すのです。 思えば、彼の代表作にいっきにのし上がった『レッド』にしても、学生運動や内ゲバのむさ苦しい感じが坦々と描かれている。あさま山荘に至るクライマックスは冬ですが、それすらもいまから振り返ると、なにかこう、夏の途方もない雰囲気を帯びているように思われるのです。 夏といえば山本直樹。夏に読みたくなるマンガNo.1。
スピリッツ掲載の望月ミネタロウの読み切り。表紙の絵が色使いといいなかなか綺麗でいい。 給料日を目前にして所持金が全くなくなってしまった女の子が、ワンカップでやけ酒をしていたら路上で行き倒れするほど泥酔しているところを、近所の床屋と服屋が一体になった店の店主に拾われる。彼の同居人が罹ってしまったミニマル病(いわゆるミニマリストになってしまったよう)を持ち前のズボラさでなんとかしてくれたら、謝礼を払うというので、意気込んでいたら…という感じの話。 行き過ぎたミニマリストをズボラな生活感で批判して行くところはなかなかコミカルで面白いし、女の子がかわいくてよかった。