メイドっていいですね。
第3巻はこれまでと比べ物にならないダークさ
Twitterでも話題になっていた15話目もさることながら、全部通してなかなかダークが溢れている。 これまでの1・2巻は優しかった父とDVする父の二つ面を描く感じだったが、どちらも過去の終わった話として描いていた気がする。しかし、3巻ではかなり最近のことまで描いていて、ああ終わっていないんだなと地獄が増した感じがある。 ちなみに第3巻の最後が18話で、ヤングアニマルDensiに19話が公開されているから、最新話に追いつけて、19話で闇が抜けたかな…って気がしてちょっと救われた。まだわからないけど。 3巻、闇が強いけど面白かったよ。
『マジ辞書』土田 別冊マガジン2017年8月号
円周率をどれだけ書けるかを競うスポーツ漫画。わりと意味がわからないと思うけど、1番シンプルなこの作品の要約がこれ。マガジン新人賞の入選作で選評をしていた日向武史が「よくこんな設定を思いついた」とコメントをしていたと思う。たしか日向武史だったはず。 円周率コンテスト出場をかけてクラスメートと勝負するんだけど、より早く書くために呼吸をしないとか、ステップを改良するとかそういう技が出てきて、本当にスポーツ漫画だった。 設定的に奇をてらっている感じはたしかにあるが、スポーツ漫画としてもちゃんと面白いので、別マで読んでほしい。 そして、シャーペンの透け具合までわざわざ描いてるのは描き込んでるなぁって思った。
4巻発売!どんどんドロドロしてきました!
脅されている相手の情報はまだ全然つかめていないけど、新しい情報の入手先は手に入った。まだ全然脅してくる奴の情報はわからないけど明つながりでこれから少しずつ明らかになってきそうな感じがある。 一方で仲間割れフラグがぷんぷんでこれまでは外に敵がいる状態だったけど、これからは身内に敵がいる感じで話が進んでいくのかなと思う。4巻になって新しい展開も出てきたし楽しいね。
『カラスノエンドウ』石山さやか ヒバナ 2017年8月号
たぶんそこそこ田舎の弱小カフェチェーン(12店舗展開)店の本社でパートのデザイナーとして働く菱木さんの話。 デザイナーが1人しかいないから、色々な仕事が山のように降ってきて残業とかもあるし、パートのおばちゃんと微妙にノリが合わなくてちょっと浮いている。 通勤路に咲いている花をスマホで写真を取るのが好きで、おばちゃん達にいっても理解されなかったんだけど、最近入社したウェブデザイナー?の末次さんはなんか独特な雰囲気で「もしかしたらわかってくれるかも…」と勇気を出して打ち明けてみる話。 そんなに激しい起伏はないし、読み終わった時にスカッとするかというとそうでもない。けど、日常を切り取ったときに人それぞれで違うけどたいしたことじゃないけど日々の潤いになっていることってあるし、理解してくれればいいけど、くれなくてもいいかみたいなことってあるなぁとじんわり思えるいい読み切り。
作者の精神年齢がすごく高そうな漫画
講談社漫画賞でファブルに敗れ惜しくも受賞を逃した模様。とはいえかなりの高評価で、審査員の赤松健先生は「のけ者はいない」けものフレンズを例に「多幸感」という表現をしていました。 確かにこれを読んだとき、そしてアニメ版を見たとき、「けものフレンズ」と同じ種類の感動を覚えました。同時期に放送していた「小林さんちのメイドラゴン」も同様なんですが、本当の意味で優しい世界なんですよね。多様性とか種族間のどーたらとか、語りだすと堅苦しい長文になっちゃうのでやめときますが・・・ 高橋先生やひかりのように優しくて心の強い人と、そうでもない周りの人々とが、苦しみもがきながらしながら理解を深め合っていく。こういった苦しみはけもフレにはない要素で、けもフレよりも見ていて疲れる部分ですねw
遠征版 別冊マガジン2017年8月号
『将国のアルタイル』遠征版が別マガ8月号に掲載されていた。この前、マガジンに掲載されていた出張読み切りと同じく十人長時代の話だが今回は盗賊ではなくひったくりを捕まえる話。 ただ、出張版ではマフムートが1人目立つ感じだったが、遠征版ではカリル・パシャとの交流がメインの話だったので、懐かしかったし、いい話だったのでどちからというとこちらの話の方が好きだった。
コミックボンボンから生まれた、オッサン化け猫マンガ
長生きしてたら次第にヒトの言葉をしゃべるようになり、完全におっさんと化した猫、あんずちゃんの味わい深い日常を描いた漫画。 実家はお寺。俗世間に順応しきってマイペースに生きているのが羨ましい。 「俺は別にやりたいことなんてねーんだよな・・・」とか言ってゴロゴロしながらも、家事を手伝ったりマッサージしてあげたりと、人のために動くことが多いところが素敵。 あんずちゃんは無免許運転で捕まるようなダメな部分も多いけど、子どもにとって良い教訓になるよう反面教師になってくれてる。
裏秘書(ばっどまん)
元裏議員秘書の主人公 三隅が秘書時代のその経験をいかして団地内で問題を解決する1話完結漫画 団地内問題を解決する流れといなくなった議員の情報を調べる流れがありどちらも人間味があって面白いし食事や缶コーヒーのあたりの話はすげー良い 漫画ゴラクで楽しみに読んでたけど、いつの間にか見なくなった。ちゃんとした最終回は読んでいないと思うんだけど、どうなんだろう
単行本の方が読みやすいな
ミシュランガイドの調査員の実体験を漫画化した漫画 ミシュランガイドの仕事が細かく書いてあったり、採点の基準などがあり良かった。 雑誌掲載時は印刷が汚くて、ちゃんと読んでなかった
カッコいい青春とは無縁な主人公だが、偉大な男であることは間違いない
宇宙戦艦ヤマト/キャプテンハーロックのSFや戦場まんがシリーズとも違った4畳半ものの一つ 上京して汚い下宿の四畳半の部屋を借りて貧乏生活をしてるんだけど、自分の道を突き進む主人公の生き様がすげーいい。 よく女性が出てくるんだが、あんまり区別できなかった。 4畳半ものとは下宿の4畳半で物語が進むシリーズの総称と言えばいいのかな(元祖大四畳半大物語/蛍の宿/ひるあんどんなど) ワダチ/大純情くんは4四畳半 + SFなんで厳密には違うと思うんだけどこの辺詳しい人に教えて欲しい。
戦国乱世を舞台にした妖怪バトルファンタジー
戦国の乱世(だいたい室町の後期)を舞台にして初めは人間に悪さをする妖怪を懲らしめる妖狐・たまと仙道・迅火の旅という感じの話だったが、だんだんストーリーが次元をまたぐほど大きくなっていく。 1部・2部とあるんだが、どちらの主人公も別の仕方で人の道から外れてしまっていて、それが妖怪や道しるべとなる人との出会いで成長していくところや、妖怪や妖怪の力を得た人間との戦いも激しくてとても良い。 水上悟志のマンガの中ではバトル要素が多いと思うがかっこいいので、いわゆる少年漫画好きにはおすすめ。
13歳のメイドシャーリーと、カフェを営む女主人ベネットのお話。 ほのぼのとした日常を描いた漫画ですが、二人の掛け合いが自然で読みやすいです。 主人の身の回りのこと。炊事洗濯掃除庭の手入れ…仕事は同じように聞こえますが、メイドと家政婦は違うみたいですね。 最近英国貴族のドラマや古い洋画をよく見るのもあって、メイドや執事という職業について興味がわきました。人生ごと主人に捧げているというか、あえて自分以外を最優先にして生きるのも選択肢の一つなのかなぁと視野が広がりました。