グレンデル

泣きながら戦う剣士と竜の子供の旅

グレンデル
名無し
1年以上前

女剣士は、感受性が強すぎて斬りつけると涙を流してしまう・命が惜しくて姫を見捨てたっていう主人公向きではない性格。竜の子どもも長らく幽閉されていて、世界のことを全然知らないし別に力も強くなくておおよそ竜らしくない。 旅をして、怪しい仲間ができて、敵や盗賊に襲われたりして、だんだん剣士(もしくは人)らしく、そして竜らしくなっていく。剣士・魔法・竜とファンタジー要素は揃っているので、ファンタジー好きにはお勧めできる。

アイシールド21

多人数スポーツの秀逸作品の1つ

アイシールド21
ちゆう
1年以上前

実は多人数スポーツを漫画で描くことって実に難しくて…特にラクビーとか最近だとちょこちょこ出始めたけど、ラグビーってやってた側からすると一人の天才でどうにかならないスポーツ。つまり、キャラクターがそれなりの人数作れないと描くのが難しい。 そんな中さらにラグビーよりも多い人数を描いて、かつ、キャラクターを色濃く描いた作品がこのアイシールド21。 稲垣理一郎先生の地図とそれを見事に描ききったキャラクター描きわけさせたら化け物級の村田雄介先生のコンビの成せる技なんだろうけど…。 オススメの1冊。

幽霊旅行代理店ソウルメイトツーリスト

ほぼ絶版で入手は困難かも

幽霊旅行代理店ソウルメイトツーリスト
mampuku
mampuku
1年以上前

 10年も前の作品にもかかわらず、今でも通用しそうなくらい可愛い。霊感のある主人公が幽霊とドタバタしながらなんだかんだ心温まるストーリーが主。幽霊だけど怖くない。怖くないけど面白い。  一番の見どころはなんといっても主人公(女子高生)の可愛さで、骨格や筋肉を意識して描かれた肉感的なキャラクターと、少女漫画のようなキラキラで繊細な線の美しさが合わさって、他にあまり類を見ないセクスィーさを醸し出している。この1巻表紙の白手袋だけでご飯3杯はいける。  「図書館戦争SPITFIRE!」1巻を最後に(?)筆を置いてしまわれたのが本当に残念。。。

世紀末リーダー伝たけし!

リーダー論とは

世紀末リーダー伝たけし!
ちゆう
1年以上前

トリコでは【食】だったわけだが、たけしは【リーダーとは】を軸に物語が進んでいく。 島袋光年先生の物語のテーマ設定は毎回唸らせられる。 これを【人とは?】【生きるとは?】と規模を大きくして道徳的にしてしまうと説教臭くなってしまうところを、【リーダー】という世には既にあるけどなんとなくふわっとしたテーマを軸にしたことで説教臭くならずギャグと熱い話の両立を描くことが出来た。 多少最後で色々乗ってしまって影ってしまった感はあれど、それでも自分は色褪せぬ名作だと思う。

キラキラ光る嘘の粒

嘘をつかない「占い姫」と嘘つき弥次郎の嘘と真実を巡る冒険

キラキラ光る嘘の粒
混一色
1年以上前

予言と言われるほど精度の高い占いをする「占い姫」が嘘つきの弥次郎と出会って旅をする話。 占い姫は占いを信じてもらうためにも普段から真実や本当のことしか言えず、周囲との軋轢を生んだり、占い結果によっては立場も危うくなってしまうため、姫の家臣とかは弥次郎から嘘をつくことを学ばせようとする。 最初は「占い姫」もたまには嘘ついて、もうちょっとうまく生きていけばいいじゃんみたいな話だったんだけど、本当の気持ちはどうしたら伝わるんだろうみたいな話になっていって、それが押し付けがましくないというか微かすぎる恋心と合わさって爽やかな話に仕立てられていた。 飛空艇みたいなのとか色々ファンタジー要素が散りばめられていて世界観も面白いので楽しかった。

ストラヴァガンツァ-異彩の姫-

鉄兜で素顔を隠したお転婆女王の幻想戦記

ストラヴァガンツァ-異彩の姫-
ミューズ
1年以上前

人間以外にエルフやドワーフ、巨人やリザードマンなどの亜人族がいる世界の人間族の女王ビビアンの物語。鉄の兜で素顔を隠しているから、クラリアと名を偽ってお忍びで城下とかを散策することが好きなお転婆女王。1巻とかはビビアンが市井の人と交流しているドタバタが楽しい。 それが2巻くらいになると、凶暴化した巨大な猿に街が襲われてシリアスな展開が続くようになる。また、猿以外にも野生の生物や亜人種が凶暴化し人などを襲うようになっていって、真相解明と黒幕の討伐の話になっていく。 冨明仁らしいムチムチした女の子がかわいいし、亜人種の戦いが本格してくると、その激しさも目を見張るものがある。また、随所でビビアンの甘いくらいの優しさがにじみ出ているし、それが家臣達からの信頼にも繋がっている姿は見ていてとても好感が持てる。 黒幕の討伐で話が終わるから間延びした感じもなく、最終的には大団円で終わるところもこの漫画のいいところ。

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