「推し活」「配信」というワードで惹かれて読みましたが、イメージとは全く違う感じのお話でした!(推し活が重点的に描写されているかつそれがプラスかマイナスに振り切れてる勝手なイメージがある…)今作に関しては推し活というのは、日常に少しだけ寄り添ってくれる添えもののような感じで描写されていて、推しとかよくわからないな~って人でも読みやすい話だと思いました。そう!まさに一本木課長のような人でも!!
若木さんの「行くと決めたのは私です」といった課長とのやりとりにも、細かいけどお互いの性格というかキャラが出ていて好きです。
推しや趣味によって毎日がいい方向に変わるのって本当素敵だな~と思います。改めて推しありがとう~~!!って気持ちになれました。

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推し活と無愛想 
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ウィル・カーターの論点

ウィル・カーターの論点

「いつか崩れ去るだろうか。この矮小な論点が」苦学生ウィル・カーターは法曹を志すも出自の為に道を阻まれ、恵まれぬ境遇にいた。名家の御曹司で成績も優秀、試験では主席を取り続けるアドルフ・マルクアートはウィルに興味を示すが、嫉妬と羨望からウィルはアドルフを拒絶してしまう。拒絶されたアドルフが取った行動とは――。同時収録として、他者の嫌悪が棘として視えてしまうクリスのアドルフへの純粋ながらも屈折した逡巡を描いた「嫌悪の棘」を含む全9作からなる少年たちの物語は閉鎖的な学舎の中で繰り広げられる瑞々しくも時として鬱屈とした感情を鮮やかに描く。いつかは学生であった読者へと届けたい、在りし日の物語。

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