悪女と天女
悪女=彗月の呪いによって天女(めっちゃいい子)=玲琳と悪女が入れ替わりを起こす話。 1〜4巻が第一部。5巻以降も「入れ替わり」を軸にトラブル続発なのだが、、、玲琳の性格も彗月の性格にも感情移入できず…飽きる。 読むとしても4巻までをお勧めします。
『殿下の胡蝶』と謳われる黄家(こうけ)の雛女(ひめ)・玲琳(れいりん)は、宮中一の嫌われ者である朱家(しゅけ)の雛女(ひめ)・慧月(けいげつ)の手にかかり、互いの身体を入れ替えられてしまった。牢に入れられ、入れ替わりの事実は話せず、己を害した罪に問われ死を目前とする玲琳(れいりん)…と、思われたが。病弱ゆえ常に“死”と隣り合わせで過ごしてきた玲琳(れいりん)は、むしろ健康な身体を手に入れたことを喜んでしまい、持ち前の鋼メンタルで次々と逆境を乗り越えていく――!?
漢字が多いし、設定が難しそう系?と最初の数ページで離脱してはいけない。
入れ替わった直後までは頑張って読んでほしい。
健康な身体を手に入れた脳筋主人公が、キャッキャし始めるまでは。
周りが優しい人たちだったから、心根が優しいままでいられたのかなと思った。
あと脳筋で絶えず努力し、努力をまるで才能のように見せているところ。
周りも雛女(ひめ)の弱点になるからと、隠していたんだろう。
どうせ熱が下がらないなら下がるのを待たずに鍛錬して高みに向かうとか、脳筋半端ない。
健康な身体を得てしまった玲琳は、入れ替わり先の人(慧月)の本来のマイナス評価以外、マイナスの点がない人間ができあがってしまっている。
もし入れ替わりを戻したら、それはそれで慧月は大変そうだ。簡単に戻すつもりはないのだろうけど。
一巻読んだら二巻目も読みたくなる。
病弱さでわからなかった、ありのままの玲琳がおもしろすぎる。