コスプレをして働く人がフロアにいたら
え、社内システム全てワンオペしている私を解雇ですか?(コミック) 伊於 下城米雪 icchi
めちゃくちゃな仕事環境と業務量のなか、主人公の心を守ったコスプレの完成度はさっぱりわからないのだけど、作中でそのコスプレ&振る舞いに対し「解釈違い」と言われているのを見て、神は三物も四物も与えないのねと思ってしまった。
プログラミングも裁縫も、人間関係を円滑に進めるコツもよく知っている主人公。
さらにガチのコスプレ衣装姿を会社の人に見られても、普通に仕事ができる心の強さをもっている。
美容室で髪をサラサラにして、エステでお肌ツヤツヤにして、ネイルをサロンでバチッと決めて…が彼女にとってのコスプレらしい。
ものすごく優秀な人とは言え、職場のコスプレはどうなの?TPOは?と思ったものの、それなら和装ならOKかとふと疑問が湧いてきて。
さらにおかしな環境のせいで、おかしなことをし始めた(服装以外はおかしくない)なら、そもそも、おかしな環境を提供したブラック企業がおかしいわけで…と考え始め、混乱してきてしまった。
プログラマ向け塾がメインの舞台となるが、プログラミング知識は不要。
大変な状況にある方への処方箋というか予防薬というか、スカッとするというか、誰かと生活するうえでの心構えというか、そういうかんじの漫画だった。