あらすじ社内システムをワンオペしていた佐藤愛は、社長交代を機に解雇予告を受ける。退職後、ファミレスでひとり悲しみに暮れていた愛は、幼馴染の鈴木健太と再会する。そして健太は彼女を自らのスタートアップに招待した。相手の心に寄り添うために始めた事業、その名は「真のプログラマ塾」。佐藤愛の熱く、時に破天荒な講義で受講生たちは少しだけ前を向く。ストレス社会で頑張る全ての人たちへ。明日がちょっとだけ笑顔になれるお話です。
めちゃくちゃな仕事環境と業務量のなか、主人公の心を守ったコスプレの完成度はさっぱりわからないのだけど、作中でそのコスプレ&振る舞いに対し「解釈違い」と言われているのを見て、神は三物も四物も与えないのねと思ってしまった。 プログラミングも裁縫も、人間関係を円滑に進めるコツもよく知っている主人公。 さらにガチのコスプレ衣装姿を会社の人に見られても、普通に仕事ができる心の強さをもっている。 美容室で髪をサラサラにして、エステでお肌ツヤツヤにして、ネイルをサロンでバチッと決めて…が彼女にとってのコスプレらしい。 ものすごく優秀な人とは言え、職場のコスプレはどうなの?TPOは?と思ったものの、それなら和装ならOKかとふと疑問が湧いてきて。 さらにおかしな環境のせいで、おかしなことをし始めた(服装以外はおかしくない)なら、そもそも、おかしな環境を提供したブラック企業がおかしいわけで…と考え始め、混乱してきてしまった。 プログラマ向け塾がメインの舞台となるが、プログラミング知識は不要。 大変な状況にある方への処方箋というか予防薬というか、スカッとするというか、誰かと生活するうえでの心構えというか、そういうかんじの漫画だった。