破棄やったー
悪役令嬢に転生もののストーリーなのですが、転生者とヒロインとのやりとりはほとんどなく、おバカな皇子との婚約破棄を喜んでしまう。 美形で娘、妹に対して疑うことのない侯爵家一家。 この世界には趣向品は少なく、料理も単調な味付けばかり。おいしくないので転生前の記憶を生かして食事やお菓子と作っていく。 この料理が家族だけでなく、国まで動かくようなことになるとは(笑) 才能あふれる彼女を、ほおってはずもなく・・・ 好いてくれる人と一緒になってくれると嬉しいな
ある日突然、自分が乙女ゲームの悪役令嬢に転生していると気づいたエリーゼ。テンプレ通り、王子から婚約破棄されたけど……そんなことはどうでもいい。せっかく前世の記憶を思い出したのだから、料理チートとか内政チートとか色々やらかしたい! さっそくサクッとざまぁを済ませ、家族も国もみんな巻き込み、乙女ゲーム世界にあるまじき“あの料理”で飯テロを巻き起こして――!? 空前絶後の“爆笑”悪役令嬢転生ファンタジー、待望の第1巻!
タイトルに(笑)が入っているだけある軽〜〜いノリが最高の転生モノでした。心の中のツッコミが関西弁なのが小気味よくて好き。「辺境は田舎って意味ちゃうんやで」はホントそう。
西洋風の綺羅びやかな家族がノリよくリアクションするところに昭和の少女漫画のギャグを感じて懐かしい気持ちになりました!
主人公が本編で言及している通りゴリゴリのご都合主義で進んでいくお話で、その辺の木に醤油・味噌・鶏ガラの実が生っているなど、意識的に細けーことはいいんだよの精神で描いているのが潔くていいですね!
ちゃんと全体がしっかりギャグテイストにまとまってるので、リアリティのない展開は全く気になりません。
1巻では、王子の新しい婚約者や他国の謎のイケメンもどうやら転生者らしいと匂わされていて、どんなふうに今後ストーリーに絡んでくるのか気になります。