30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい 豊田悠
好きと不安
それでも、やさしい恋をする ヨネダコウ
「どうしても触れたくない」のスピンオフ。小野田さんの話。最初視点は童顔のわりに爛れた生活してる出口さんなんだけども、小野田さん視点もあって彼がどういう想いを抱いているのかがよく分かります。小野田さんすごく優しくて前作読んでて泣いたくらいなのでスピンオフめちゃくちゃ嬉しい。 ただ優しすぎるゆえに出口さんがね…しんどい…けどそこがいい…。好きになっちゃったらとまんないどころか些細な言葉や行動でもっと好きになっちゃったりとかね、すごく共感できます。ヨネダコウ先生のこういう心理描写が丁寧で好きです。前作同様ひたすらに幸せを祈りたくなってしまう…。今作も泣けます…。
本編の嶋くんの前の会社勤務の出口さんと小野田さんがメイン。
嶋くんは度々ゲスト出演、戸川さんはラストにちょい登場。
出口くんが辛いなーと思いながら読んでた。
小野田さんは絶対にありえない上に超鈍感、
それで3年も気持ち殺して「友達」として側にいた。
嶋くんへの気持ち聞いて、男にそんな気持ちになるならもしかしたらと思ってしまうよね。
同性と付き合うことへの小野田さんの葛藤もあって、出口さんが男女問わず完全に警戒しちゃうの
分かるし、逆に小野田さんは過去の出口くんの
素行から線を引いて同指向の人たちと会うことに
不安になることも理解できる。
2人ともお互いが相手が不安に思う事に鈍感だから
気持ちはオープンにした方が良いと思う。
あとついでに。
嶋くんのクソ元カレはもう出てくるな。
オマエは邪魔だ。