ネタバレ

すごく仲良い友達がいなくなって、受け入れられなくて、人の理の外にいる存在に助けを求めて。
すごくつらい出来事が、ぐるっと、まるっと、優しい気持ちになれるようなかたちで、丸くおさまるかたちで描かれている。

読み直したら、こっくりさんのとっとと食ってやろう感がすごい。
腹を満たしたいならキツネうどんかしらと、うどん屋に連れて行ったまーちゃんのセンスも良い。

そして、こっくりさんは、これまでに化けた誰かになってでも、きつねうどんをまた食べたかったのかな。
何杯も食べられるくらい、お賽銭が貯まるのを待っていたんだろうか。

どこか人間味あるかんじが、日本の神様っぽい。

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ゆゆゆ
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「ハッピーファミリー」なのに、ちっともハッピーでないし、ファミリーは壊れている。 タイトルにファミリーとか、マイホームがつくとサスペンスやホラーになりやすいのはなんでだろう。 「姉妹のような親子」を望む母親でありインフルエンサーのマリちゃんに振り回される、高校生の愛理。 彼女の前に、レンタルお母さんとして現れたアイダ。 アイダさんはゆっくりゆっくり、愛理や父親を籠絡し、マリちゃんを孤立させ、母親の座を奪い取っていく。 どうやら、アイダさんの過去と、マリちゃんの過去に接点があるようで…。 アイダさんは、あの家庭の壊れ具合を認識していたんだろうか。 愛理の担当になるかわからないのに、復讐を考えていたんだろうか。 良き母親を復讐が終わっても続けられるんだろうか。 アイダさん、不明すぎて、少し怖い。 母親のマリちゃんは、我が子が親族からもらった小遣いを自分のものとしてせびる姿が衝撃的。 夫はお金を家に入れていると言っているのに、どれだけお金がかかる人なんだろう。 実家の事情が描かれたので、ああなってしまったマリちゃんを同情できるかなと思ったものの、ちっとも同情できなくて、「あるぇー??」と思ってしまった。
あいちゃんともう一日
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